OnePlusは、インド市場向けにOnePlus 13R向けのOxygenOS 15.0.0.801アップデートを配信開始した。今回の更新では、ゲーム中の発熱を抑えるバイパス充電機能や、Macとのファイル転送を追加ツールなしで実現するサポート機能が導入された。
さらに、天気や現地時間を表示できる新しい時計ウィジェット、部分スクリーン録画機能、スーパーパワーセービングモードでのアプリ管理機能強化など、日常使用に直結する機能改善も多数盛り込まれている。加えて、Androidセキュリティパッチ(2025年4月版)も含まれており、セキュリティ面での強化も図られている。
アップデートは段階的に展開され、一部ユーザーから順次拡大される予定である。問題が発生した場合にはOnePlus Communityアプリや専用ツールを通じて迅速にフィードバックできる仕組みも整備されている。
OnePlus 13Rに追加されたバイパス充電とMacサポートの詳細

OnePlusがインド市場で展開したOxygenOS 15.0.0.801アップデートは、バイパス充電機能とMac接続対応という実用性の高い新機能を導入した。バイパス充電は、ゲームプレイ中にバッテリーを介さず電力を直接端末に供給する仕組みであり、内部温度の上昇を抑え、バッテリー寿命の延命にもつながるとされる。一方、Macサポートにより、これまで必要だった外部ツールを介さずに、OnePlus 13RとMac間でのファイル閲覧や転送が可能となった。
加えて、部分スクリーン録画機能が加わった点も見逃せない。画面全体ではなく特定エリアだけを録画できるため、用途に応じた柔軟な活用ができる仕様となっている。これらの機能追加は、単なる利便性の向上だけでなく、日常の使い勝手に直結する改良として受け止められる可能性が高い。
これらの変化は、スマートフォンの使用シーンをより幅広くサポートする意図がうかがえる。一方で、アップデートが段階的に配信される点については、適用までに時間がかかる可能性があり、全ユーザーがすぐに恩恵を受けられるわけではないことも留意すべきである。
UI改善とセキュリティ強化による日常使用への影響
今回のOxygenOSアップデートでは、UIに関する複数の改良も実施された。特に、フローティングウィンドウのジェスチャー操作が滑らかになったことや、ウィンドウ周囲の影エフェクトが洗練された点は、操作感の向上に直結する変更である。また、連絡先作成時におけるカスタム着信音設定のスムーズ化や、スーパーパワーセービングモードでのアプリ管理がより簡便になったことも、使い勝手の改善として評価できる。
さらに、2025年4月版のAndroidセキュリティパッチが適用されたことで、システム全体の安全性も向上している。特に、スマートフォンを長期間運用する上では、定期的なセキュリティパッチの適用が信頼性に直結するため、今回の更新は安心材料といえるだろう。
UIとセキュリティの両面での強化は、日常使用時に感じる細かなストレスを減らし、端末全体の完成度を高める結果につながると考えられる。ただし、細かい仕様変更が一部ユーザーにとっては慣れを要する場合もあり、アップデート直後の違和感が生じる可能性も否定できない。
Source:Gizmochina