Xiaomiは、統合型USB-Cケーブルを備えた新型モバイルバッテリー「Power Bank 20000」をグローバルサイトに掲載した。容量20,000mAh、最大出力22.5Wの仕様で、3台同時充電に対応し、iPhone 16 Proを30分で56%まで充電できる性能を持つ。
ヨーロッパで先行販売された33W対応モデルに比べ、最大出力を抑えることで低価格化が図られる見込みである。カラーバリエーションはブラックとホワイト、重量は342gと持ち運びにも配慮されている。
すでに中国市場では登場済みであり、今後の価格設定や地域別展開に注目が集まる状況となっている。
Xiaomi Power Bank 20000の主要スペックと機能を整理

Xiaomiがグローバル展開を予定している「Power Bank 20000(統合ケーブル付き)」は、20,000mAhの大容量バッテリーと最大22.5Wの入出力に対応する仕様となっている。搭載される統合型USB-Cケーブルに加え、USB-CポートとUSB-Aポートを備え、最大3台のデバイスを同時に充電できる設計が特徴である。さらに、30分でiPhone 16 Proを56%まで充電できる性能を持ち、LEDインジケーターによるバッテリー残量表示や、過熱・短絡防止などの安全機能も備わっている。
このモデルは、2025年初頭にヨーロッパで発売された「Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh(統合ケーブル付き)」に比べ、最大出力が控えめである一方、低価格での提供が想定されている。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、サイズは128×73×32mm、重量は342gと持ち運びを意識した設計となっている。
グローバル版の登場により、手頃な価格で高機能なモバイルバッテリーを求める層にとって魅力的な選択肢となる可能性があるが、地域による価格設定や発売タイミングに注意が必要である。
グローバル市場に向けた価格戦略とユーザーへの影響
今回登場する「Power Bank 20000(統合ケーブル付き)」は、最大出力を22.5Wに抑えることで、ヨーロッパで先行販売された33Wモデルよりも安価に提供される見込みとなっている。Amazon.deでは33Wモデルが€29.99で販売されているが、それよりもさらに低い価格設定が期待されており、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって注目すべき存在となる。
中国市場ではすでに販売が開始されており、価格を抑えた展開が確認されていることから、今後ヨーロッパをはじめとする他地域でも同様の価格戦略が採用される可能性がある。ただし、グローバル展開後の正確な価格や市場ごとの仕様に関する情報は現時点で明らかになっていない。
性能と価格のバランスを意識したこのモデルは、旅行用や日常使いのサブバッテリーとして需要が高まる可能性があり、今後の正式発表に対する期待が高まる状況となっている。
Source:NotebookCheck