サムスンは2025年1月22日にサンノゼで開催したUnpackedイベントで、Galaxy S25 Ultraを発表した。価格は前モデルと同じ1,299ドルに設定され、米国で最も高額なスラブ型スマートフォンの座を維持している。
販売開始は2月7日だが、多くの予約者にはそれ以前に端末が到着しており、AmazonやBest Buyを含む複数のチャネルで購入可能となっている。

注目すべき仕様はSnapdragon 8 Elite、12GB RAM、5,000mAhバッテリーの搭載であり、一方でSペンのBluetooth機能が廃止された点は購入を検討する際に留意すべきだ。

Galaxy S25 Ultraが搭載する最新仕様と価格設定のポイント

Galaxy S25 Ultraは、Snapdragon 8 Eliteチップセット、12GB RAM、256GBストレージ、そして5,000mAhバッテリーという強力なスペックを備えて登場した。価格は1,299ドルに据え置かれ、Galaxy S24 Ultraと同水準を維持しているが、iPhone 16 Pro Maxを上回る高額な設定となっている。2月7日の正式発売を前に多くの予約者へ先行出荷が行われ、Amazon、Best Buy、Verizonなど主要販路での購入も可能である。

この価格設定は、端末の性能向上を考慮すれば一定の説得力を持つが、性能差が前モデルと大きくない点を踏まえると、コストパフォーマンスを重視する層には慎重な検討が求められるだろう。加えて、Samsung.com限定カラーを含む7色展開により、個性を演出したい購入者にとっても選択肢が広がっている点は魅力である。

SペンのBluetooth機能廃止による影響と利用スタイルの再考

Galaxy S25 Ultraでは、従来搭載されていたSペンのBluetooth機能が廃止された。この変更は、Air Actionsを利用していたユーザーが1%未満であったというサムスン側の調査結果に基づくものである。Bluetooth機能の削除により、空中でのリモート操作などの便利機能が利用できなくなったが、通常のメモ取りやスクリーン操作には影響はないとされる。

この仕様変更は、Sペンに高度な機能を求めるユーザーにとってはマイナス要素となり得るが、筆記中心の使い方をする層にとってはさほど問題とはならない可能性が高い。機能削減によるコストカットや重量削減といった副次的なメリットも考慮すべきポイントとなるため、購入時には自分の利用スタイルに合わせた選択が重要になる。

Source:Android Headlines