OnePlusは、先週発表したOnePlus 13Tをインド向けにリブランディングし、グローバル市場では「OnePlus 13s」として展開する計画である。厚さ8.15mm、重量185gの薄型軽量設計に、6.32インチ1.5K解像度のLTPO AMOLEDディスプレイを採用し、最大1600ニトの輝度とDolby Visionにも対応する。
内部には最新のSnapdragon 8 Eliteチップセットと最大16GBのLPDDR5X RAM、1TBのUFS 4.0ストレージを搭載し、6260mAhの大容量バッテリーと80W急速充電にも対応する可能性がある。リアカメラにはOIS搭載50MP IMX906センサーを採用し、4K 60fps動画撮影が可能な高いカメラ性能も特徴だ。
コンパクトボディに詰め込まれた最新スペック OnePlus 13sの設計思想

OnePlus 13sは、厚さ8.15mm、重量185gという携帯性に優れたサイズながら、6.32インチの8T LTPO AMOLEDディスプレイを搭載している。解像度は1.5Kに達し、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変式、さらに最大1600ニトのピーク輝度とDolby Vision対応により、高い視認性と映像美を実現している。保護ガラスにはOppo Crystal Shield Glassが用いられ、堅牢性も確保されている点が特徴だ。防水防塵については、前モデルOnePlus 13Tと同様のIP65相当と推測されており、安心して日常使用できる可能性がある。
このコンパクトサイズに最先端のディスプレイ技術と耐久性能を搭載した設計は、単なる「小型版フラッグシップ」ではない存在感を示している。今後、スマートフォン市場において大画面一辺倒ではない選択肢を求める層に向けた有力な提案となるかが注目される。特に屋外利用時の視認性と、片手操作が容易なボディサイズとの両立は、日常使用での満足度を高める要素になり得る。
Snapdragon 8 Eliteと大容量バッテリーが示すOnePlus 13sの真価
OnePlus 13sには、4nmプロセスのSnapdragon 8 Eliteチップセットが搭載される。これにより、ハイエンド機種にも劣らぬパフォーマンスが期待できる。さらに、最大16GBのLPDDR5X RAMと1TBのUFS 4.0ストレージが組み合わされ、アプリ起動やゲームプレイ、マルチタスク処理においても十分な余裕を確保している点が際立つ。バッテリーは6260mAhと大型で、80W有線急速充電への対応も見込まれている。
コンパクトモデルにこれだけのハイスペックを詰め込む方向性は、従来の「ミッドレンジ=低価格と性能抑制」というイメージからの脱却を図る意図が感じられる。特に、電池持ちと充電速度の両立は、スマートフォンの使い勝手を左右する重要要素であり、これに本気で取り組んでいる点は高く評価できる。持ち運びやすさと長時間駆動を求める利用者層にとって、非常に魅力的な選択肢となる可能性がある。
IMX906センサー搭載デュアルカメラがもたらす撮影体験の進化
カメラ面では、OnePlus 13sは50MP Sony IMX906センサーをメインに据えたデュアルカメラ構成を採用する。メインカメラにはOIS(光学式手ぶれ補正)が搭載され、さらに2倍光学ズームに対応した50MPのテレフォトレンズも備えている。動画撮影では、4K 60fpsの高精細な映像記録が可能とされており、日常の撮影から本格的なビデオ制作まで幅広く対応できる仕様となっている。
高画素センサーと手ぶれ補正、光学ズームの組み合わせは、特に屋外撮影や暗所撮影で大きな効果を発揮する見込みだ。近年、スマートフォンカメラへの要求水準は高まる一方だが、この構成であれば旅行やイベントなどの思い出を高品質で残すことができるだろう。手軽に持ち歩ける本格撮影ツールとして、コンパクトフラッグシップの新たな可能性を感じさせる一台に仕上がっている。
Source:Gizmochina