OnePlusは、ハイエンドコンパクトモデル「OnePlus 13T」をグローバル向けに「OnePlus 13s」として発表する方針を明らかにした。OnePlus Indiaが「近日登場」とアナウンスし、6.32インチディスプレイとSnapdragon 8 Elite搭載の仕様は13Tと共通であることも確認された。これにより、インド市場での投入が確定し、他市場への拡大の可能性も期待される情勢となった。
OnePlus 13sはOnePlus 13Tの仕様をそのまま引き継ぐモデルとしてグローバル市場に登場

OnePlusは、ハイエンドコンパクト機「OnePlus 13T」をベースにした「OnePlus 13s」をグローバル向けに展開することを明らかにした。OnePlus Indiaが公開したティーザーでは、「近日登場」というフレーズと共に、Snapdragon 8 Elite搭載、6.32インチディスプレイという主要スペックが紹介されており、これは13Tと同一仕様である。画像からもデザイン面に大きな違いは見られず、実質的に13Tの名称変更版といえる内容になっている。
この動きにより、OnePlus 13Tが中国市場限定で終わるのではないかという懸念は後退した。少なくともインド市場では13sとして発売が確定しており、今後の販路拡大に期待がかかる状況だ。なお、現段階で公式には明言されていないものの、ヨーロッパなど他地域でも13sまたは13Tのブランド名で登場する可能性は残されている。
インドを皮切りにグローバル展開が始まることで、OnePlusのコンパクトフラッグシップ路線に再び注目が集まりそうだ。OnePlus自身が13Tと同等であると示唆しているだけに、スペック面でのサプライズは少ないが、安定感を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となるだろう。
米国展開には慎重姿勢か ヨーロッパ市場投入の可能性は引き続き注目
OnePlus 13sについて、インド市場での投入は明らかになったが、米国およびヨーロッパでの発売予定は現時点で不透明となっている。特に米国市場においては、過去にトランプ政権下で発生した関税問題の影響が根強く、OnePlusが新型デバイスを米国に投入する際には慎重な姿勢を取る傾向がある。今回の13sについても同様の懸念があり、正式発表を待つ必要がある。
一方でヨーロッパ市場に関しては、過去のOnePlus製品展開状況から見ても発売される可能性が高いとみられる。ヨーロッパではOnePlusのプレミアムコンパクトモデルが一定の支持を得ているため、13sまたは13T名義での展開が視野に入る。仮に展開された場合、Snapdragon 8 Elite搭載機種としてコストパフォーマンス重視層に支持される可能性もあるだろう。
米国展開が実現すればサプライズとなるが、当面はヨーロッパ市場の動向が注目される。OnePlusがどのタイミングで次なる公式発表を行うのか、続報を待ちたいところだ。
Source:Android Headlines