Appleの次期フラッグシップモデルとされるiPhone 17 ProおよびPro Maxに、現行の8GBから12GBへのRAM増量が計画されているとの情報が有力リーカーDigital Chat Stationよりもたらされた。このアップグレードは、TSMCのN3pプロセスを採用したA19 Proチップと組み合わせ、2025年登場予定の次世代「Apple Intelligence」に対応する狙いがあるとされる。

AppleはこれまでにないAI体験を提供するために、メモリとチップセットの両面での刷新を模索しており、その布石としてiPhone 17シリーズが鍵を握る形となる。ただし、さらに高度な「6チャネルLPDDR5X」仕様への進化は、2026年のiPhone 18シリーズまで待たねばならない可能性も示唆されている。

iPhone 17 Proは12GB RAMとA19 Proチップを搭載へ 強化されるAI処理性能

Appleの次期フラッグシップ機「iPhone 17 Pro」と「Pro Max」には、従来の8GBから12GBへのRAM増強が計画されており、同時にA19 Proチップとの組み合わせが想定されている。このA19 Proは、TSMCのN3pプロセスによる3ナノメートルチップで、現行のAシリーズよりも高性能かつ省電力性が向上するとされる。

メモリ容量の拡大と先端プロセスによる新チップの導入は、次期iOSに実装予定のApple Intelligenceとの親和性を高める狙いと見られる。特に生成AIやオンデバイス処理への対応がAppleの主要戦略となる中で、RAMの12GB化は画像処理や機械学習機能のリアルタイム応答を実現する重要な基盤となる。

AppleがiPhoneで本格的にAI機能を展開するためには、メモリと演算性能の両輪をバランスよく強化する必要があり、iPhone 17 Proはその起点となる端末と位置づけられる。現時点では確定情報ではないが、Digital Chat Stationなど複数のリーカーが一致してこの仕様を指摘している点は注目に値する。

iPhone 18ではさらなる高速化か LPDDR5X採用の可能性も浮上

iPhone 17 Proで導入が予測される12GB RAMは大きな前進であるが、Appleはその先も視野に入れている可能性がある。報道によれば、2026年に登場が見込まれるiPhone 18シリーズでは、6チャネル構成のLPDDR5Xメモリが採用されるとの予測がある。

これにより帯域幅が大幅に拡張され、同時により高度なAI演算やグラフィック処理の処理能力が飛躍的に向上することが期待される。Appleは現行モデルから段階的にプロセッサとメモリの強化を行っており、A19 Proで確立される基盤の上に、LPDDR5Xと次世代チップを掛け合わせることで、さらなる高性能端末の提供を目指していると考えられる。

ただし、これはAppleからの公式発表ではなく、あくまで一部の業界関係者による分析と見解に基づくものである。そのため、現段階では投資判断や製品計画に影響を及ぼす情報とは言いがたく、動向を見極める必要がある。

Source:Notebookcheck