Samsungの次期フラッグシップ「Galaxy S25 Edge」が、Corningの未発表素材「Gorilla Glass Ceramic 2」を採用する世界初のスマートフォンとなる可能性が浮上している。厚さ5.8mm、重量163gの超薄型設計に加え、Snapdragon 8 Eliteと3,900mAhバッテリーの組み合わせにより、一日を通じた駆動が見込まれている。さらに、200MPのメインカメラや12MPの超広角・前面カメラも搭載予定で、写真性能にも注目が集まる。
販売はユーロ圏で1,200ユーロ以上と見られ、発表時期は未定ながら来月中と予想されている。Corningが公式発表前の新素材をSamsungが先行採用する背景には、競合Appleを意識したタイミング戦略もあると考えられる。
世界初のGorilla Glass Ceramic 2採用で耐久性とデザイン性を両立

Galaxy S25 Edgeが採用するGorilla Glass Ceramic 2は、Corningによってまだ正式に発表されていない次世代素材である。このガラスは従来のGorilla Glass Victusシリーズとは異なり、セラミック成分を含むことで光学性能と耐久性の両立が図られているとみられる。リーク情報によれば、Galaxy S25 Edgeのディスプレイはこの新素材で保護されており、5.8mmという薄型設計にも関わらず高い耐衝撃性能が期待されている。
従来、超薄型スマートフォンは落下や圧力に弱いという印象を持たれがちだったが、新素材の導入がその常識を覆す可能性がある。Corningが今後正式に発表するタイミングとS25 Edgeの発売時期が近ければ、先行導入という形で市場にインパクトを与えることも考えられる。Samsungがこの新ガラスを初搭載した背景には、見た目の美しさと実用性の両立に加え、次期iPhoneへの対抗という意図が読み取れる。
Snapdragon 8 Eliteと3,900mAhバッテリーが実現する「一日中の快適」
Galaxy S25 Edgeに搭載されるとされるSnapdragon 8 Eliteは、これまでのハイエンドチップと比較して効率性に優れた構造を持ち、消費電力の最適化とパフォーマンスの両立を図っている。プロモーション資料によると、同機種はこのチップと3,900mAhのバッテリーを組み合わせることで「一日中使える」運用が可能とされており、実使用シナリオでの駆動時間に注目が集まっている。
同世代のGalaxy S25は4,000mAhのバッテリーでWi-Fi接続時に18時間以上の駆動を記録したことがあるが、わずかに容量を下げながらも薄型化を実現している点が本モデルの設計上の特長である。あえて大容量化せず、効率的な電力制御に頼る設計思想は、軽量性と携帯性を求める層に対して訴求力を持つと考えられる。数値では見えにくい使い勝手のバランスが重視された構成といえる。
200MPメインカメラとフロント12MPの組み合わせに見える撮影体験の変化
Galaxy S25 Edgeには、200MPの高解像度メインカメラ、12MPの超広角カメラ、12MPのフロントカメラが搭載される見込みである。これまでのGalaxy Sシリーズでも200MPのセンサーは存在していたが、S25 Edgeのような薄型端末にこれを搭載するのは技術的にもデザイン的にも新たな挑戦といえる。加えて、前面カメラにも12MPが採用されており、自撮りやビデオ通話での画質向上が期待される。
ただし、一部リーク内容は以前の情報と食い違っており、実際の構成には変更が加えられる可能性も残されている。それでも、Samsungがこのモデルにおいて撮影機能を重視していることは明らかで、軽量化とカメラ性能の両立がいかに実現されているかが注目される点である。スマートフォンの利用において、写真・動画撮影の役割が年々増す中、S25 Edgeの仕様がもたらす体験の変化は見逃せない。
Source:NotebookCheck