ソニーの新型フラッグシップスマートフォンXperia 1 VIIがGeekbenchに登場し、シングルコア2,967、マルチコア9,017という高スコアを記録したことが明らかになった。搭載されるSnapdragon 8 EliteはTSMCの3nmプロセス製で、8コア構造とAdreno 830 GPUによりレイトレーシングにも対応する。また、12GB RAMやAndroid 15搭載、4,850mAh以上のバッテリー、6.5インチ4K OLEDディスプレイ、120Hz駆動の画面、さらに48MPのメインカメラを含むトリプルカメラ構成が予想される。

昨年のXperia 1 VIの後継機として性能向上が期待される一方、厚みが増すことや価格1,399ドルからという報道には賛否も出そうだ。発売は5月15日、世界展開は7月とされ、公式発表が待たれる。

Xperia 1 VIIがGeekbenchで示した驚異のパフォーマンス

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン、Xperia 1 VIIがGeekbenchに登場し、シングルコア2,967、マルチコア9,017という極めて高いスコアを叩き出した。この記録は、搭載予定のSnapdragon 8 EliteチップセットとAdreno 830 GPUの組み合わせがもたらす性能の証といえる。Snapdragon 8 EliteはTSMCの3nmプロセスで製造され、8コア構成に2つの高性能Oryonコア(4,320MHz)と6つの省電力Oryonコア(3,530MHz)を備える。さらに12GBのRAMやAndroid 15が出荷時から搭載され、ハイエンドな体験が期待される。

一方、これまでのXperiaシリーズと比較して、消費電力や発熱の管理がどれほど改善されているかは未知数である。過去モデルでは高負荷時の発熱が指摘されてきたため、今回の高性能化によって快適性が損なわれないか慎重に見極める必要があるだろう。

進化するデザインと注目されるバッテリー容量

Xperia 1 VIIは最近FCC認証を取得し、162×74.5×8.5mmというサイズ情報が確認されている。流出情報では6.5インチの4K OLEDディスプレイ、120Hzリフレッシュレート、48MPメインカメラを中心としたトリプルカメラ構成、さらに最低4,850mAh(標準5,000mAh)のバッテリーが搭載されるとされる。これにより、写真撮影や動画視聴の没入感が一層高まることが期待される。

しかし、厚みがやや増す点は携帯性に影響を与える可能性がある。バッテリー持続時間の向上は歓迎されるが、重さや厚みによって日常の使用感がどう変化するかには慎重な評価が求められるだろう。

発売日と価格への期待と課題

関係筋によると、Xperia 1 VIIは2025年5月15日に発売され、価格は1,399米ドルからと報じられており、世界発売は7月と見込まれている。昨年のXperia 1 VIはSnapdragon 8 Gen 3を搭載し好評を博したが、新モデルではさらなる性能向上に伴うコスト増が注目される。最先端の仕様を求める層には魅力的だが、価格とスペックのバランスに課題が残る可能性がある。

また、近年の円安傾向や物価高の影響により、日本市場での実売価格がどの程度になるかも関心を集める。市場投入後の評判やレビューによって、購入を検討するユーザーの判断が左右されることは間違いないだろう。

Source:Android Headlines