Samsung Galaxy Z Flip 7が、現行モデルのZ Flip 6と比べてわずかに高さと幅を増したディスプレイを搭載する可能性が示された。著名リーカーMax Jambor氏のツイートによれば、B7コードネームの新型は161.57 x 69.96mmの画面サイズとなり、アスペクト比は22:9から22:9.53へ変化し、わずかに横幅が広がる見込みである。また、Sammy Guruの報告では、カバー画面が端末の上半分を覆う仕様に進化する可能性が指摘されている。
Galaxy Z Flip 7の画面サイズ拡大が示す進化の兆し

Samsung Galaxy Z Flip 7は、前モデルZ Flip 6と比較してわずかに大きなディスプレイが搭載されるとされる。著名リーカーのMax Jambor氏が「B7 Display: 161.57 x 69.96 mm」とツイートし、これは約6.36インチ x 2.63インチに相当し、Z Flip 6の165.1 x 71.9 x 6.9mmから166.6 x 75.2 x 6.9mmへとわずかに寸法が拡大する見込みだ。またSammy Guruによれば、カバー画面が端末の上半分全体を覆う仕様となり、従来より存在感が増す可能性が指摘されている。さらに、アスペクト比がFlip 6の22:9から22:9.53に変化し、より横幅の広がりが感じられる仕様となるとされ、これにより視覚的なバランスが変わると考えられる。
こうした微妙なサイズ拡大は、単なる数値以上の意味を持つ可能性がある。例えば、画面のベゼルが細くなることで没入感が増し、動画視聴やゲームプレイといった体験が向上することが考えられる。また、カバー画面の大型化は通知確認や簡易操作の利便性向上につながる可能性がある。ただし、これらの変化はユーザーの手に取ったときの印象次第であり、実際の使い勝手がどのように変わるかは発売後の評価を待つ必要がある。
バッテリー容量増加がもたらす日常使用の安心感
Galaxy Z Flip 7では、従来モデルの課題として指摘されがちだったバッテリー容量が強化されると報じられている。具体的には、前モデルより大きい4,300mAhのバッテリーを搭載する見込みであり、これは一日を通じての使用時間が伸びる可能性を示している。一方で、同時発表が噂されるGalaxy Z Fold 7も、2つのサブリチウムイオンバッテリーによる合計4,272mAhが搭載されるとされ、全体的にバッテリー性能の底上げが進められていることがうかがえる。
このバッテリー増強は、日常の充電回数削減や外出先でのバッテリー切れリスクの低減に寄与する可能性がある。ただし、ディスプレイサイズの拡大やカバー画面の機能向上に伴い、消費電力が増加することも予想されるため、単純に稼働時間が大幅に伸びるとは断言できない。むしろ、バッテリー容量増加はそれらの新機能を安定的に動かすための土台として捉えるべきだろう。
量産開始とUnpackedイベントに向けた準備状況
Max Jambor氏の報告によれば、Galaxy Zシリーズはすでに量産段階に入っているとされ、Samsungが例年7月初旬に実施するGalaxy Unpackedイベントに向けた準備が順調に進行しているとみられている。これにより、過去のスケジュールを踏まえると、正式発表が7月に行われる可能性が高まっていると考えられる。量産段階への移行は、製品設計の最終調整が完了し、市場投入に向けての品質確保が重要なフェーズに入ったことを意味する。
ただし、こうした情報が外部に出回る時期は、戦略的なマーケティングや期待感を高める狙いも含まれる場合があるため、実際の発売時期や最終仕様は変更される可能性がある。とはいえ、Samsungが今年も夏の重要イベントで最新の折りたたみモデルを披露し、競争の激しい市場で存在感を示そうとしている動きは注目に値するといえる。
Source:Tom’s Guide