Samsungのデスクトップモード「DeX」が、One UI 8で大幅な刷新を迎える見込みであることがSamMobileの報告により明らかになった。現行ベータ版では、アプリアイコンがホーム画面中央に揃えられ、従来よりも洗練されたデザインに変化。さらにタスクバーでは接続オプションと時計が独立して配置され、視認性と操作性が強化されている。

ほかにも、アプリドロワーやブラウザタブの省スペース化、Galaxy Buds連携の向上など多岐にわたる改善が確認されており、完成版での仕様変更も想定される。一連の新機能は、Galaxy Z Fold7およびZ Flip7で今夏に初搭載される予定となっている。

DeXのUI刷新 アプリ配置とタスクバーが大幅改良

Samsungが進めるDeXの改良は、ホーム画面のアプリアイコンが中央に集約されるなど、従来のデザインから一新される内容となっている。これにより、デスクトップ環境がセカンダリードックのような外観を持つことが特徴だ。また、タスクバーでは接続オプションやデフォルトの時計が分離配置となり、これまで通知エリアの一部として統合されていた構成が見直される。

さらに、One UI 8ではアプリドロワーがコンパクト化され、ブラウザのタブメニューもよりシンプルな設計に。これらのアップデートは、操作性の向上や視認性の改善を目指したものと考えられるが、現在はベータ段階であるため、今後の安定版では一部仕様が変更される可能性もある。DeXの進化は、モバイルとデスクトップの融合をさらに深めるものとして注目される展開である。

Galaxy Buds操作性向上とOne UI 8の展開時期

今回のOne UI 8では、DeX以外にもGalaxy Buds関連の操作性が向上していることが報告されている。これにより、イヤホン接続時の利便性が高まるだけでなく、全体のUI一貫性も強化されている点が目を引く。また、One UI 8はGalaxy Z Fold7およびGalaxy Z Flip7向けに今夏初登場が予定されており、Samsungの最新フラッグシップと共に体験できる形となる見込み。

こうした機能拡充は、フォルダブル端末の実用性をさらに高める要素と見られるが、現時点ではまだ開発途上のため、正式版での最終仕様は確定していない。モバイル体験の質を高めるOne UIの進化は、これまで以上に幅広い使い方を後押しするものとなりそうだ。

Source:NotebookCheck