ソニーの新型フラッグシップ「Xperia 1 VII」が5月15日に日本で発売される見通しである。Notebookcheckはスマホダイジェストを引用し、欧州市場では2025年第3四半期、7月頃に広く流通する計画が伝えられている。一方、米国市場は依然として発売時期が不透明で、FCC登録が確認されたものの、確実な発売が保証されているわけではない。
日本発売は5月15日 グローバル展開は第3四半期が焦点

Xperia 1 VIIは、日本国内で5月15日に正式発売されることがNotebookcheck経由で報じられており、これがグローバル市場向け展開の起点となる見通しだ。欧州市場については2025年第3四半期、具体的には7月頃からの発売が予定されており、これまでのXperiaシリーズ同様にヨーロッパでの安定供給が見込まれている。一方で、米国市場は慎重な姿勢が続いており、ソニーは過去にもXperia 1 VIをアメリカで発売しなかった経緯がある。今回も米国での発売は依然として未確定であり、現時点ではFCC(米連邦通信委員会)への登録情報が唯一の材料となっている。
Xperia 1 VIIは、日本市場を重視する戦略を強化している印象があるが、米国展開に対する動きは限定的だ。これまでの流れを見れば、米国市場はソニーにとってリスクが高く、販路拡大の見通しが立ちにくいのが現実だろう。FCC登録が新たな展開を示唆しているものの、確定情報が出るまでは期待しすぎない方が良いといえる。
最新仕様が示す進化 Snapdragon 8 Eliteと70-200mm望遠レンズ搭載
Xperia 1 VIIの注目ポイントは、Snapdragon 8 Eliteチップセットの採用と70-200mmの焦点距離を持つ望遠カメラにある。特に望遠カメラは、Phone Arenaが伝えるところによれば、ズーム性能の向上が期待され、従来モデルとの差別化ポイントとなりそうだ。これにより、写真撮影にこだわる層に対して強い訴求力を持つことが予想される。
一方で、全体のデザインやサイズはXperia 1 VIと大きな変化がないとされており、革新性の面ではインパクトに欠ける可能性もある。高性能チップとカメラの強化は、フラッグシップとしての存在感を示す要素だが、新規ユーザー層をどこまで引き込めるかは未知数だ。高価格帯を維持しながら進化を続けるXperiaシリーズは、今後も性能重視の路線を歩むと見られる。
Source:スマホダイジェスト、Notebookcheck、Digital Trends