Galaxy Z Fold 7の最新リークにより、本体を開いた際の厚みがわずか3.9mmに抑えられるなど、筐体設計における大幅な薄型化が進んでいることが明らかとなった。これは前モデルFold 6(5.6mm)より約30%薄く、Z Fold SE(4.9mm)よりもさらに洗練された仕上がりといえる。
加えて、開いた状態でのサイズは158.4×143.1mmと、Fold 6(153.5×132.6mm)を明確に上回る。さらに内側ベゼル幅も約1mmへと縮小し、画面表示面積の拡大と没入感の向上が期待される。
開いた状態でのサイズ拡大とベゼル縮小により視認性が飛躍的に向上

Galaxy Z Fold 7の開いた状態での本体サイズは158.4×143.1mmと、前モデルのFold 6(153.5×132.6mm)と比べて縦横ともに大型化している。この変化により、Fold 7は折りたたみ型端末でありながら、よりタブレットに近い表示領域を確保する構成となる。特にベゼル幅がFold 6の1.9mmから約1mmにまで縮小される点は、視認性と没入感に大きな影響を与える。
ディスプレイ表示域の拡張は動画鑑賞や書籍閲覧などにおいて恩恵が大きく、折りたたみ端末特有の妥協点だった表示の狭さに対する明確な解答ともいえる。Galaxy Z Fold SEと比較してもわずかにサイズが上回っており、シリーズ全体として表示領域の最大化が継続的に追求されていることが読み取れる。
一方で、これほどまでに狭額縁を実現した設計が堅牢性や耐久性にどのような影響を及ぼすかは未知数であり、正式発表後の実機評価での確認が必要となるだろう。今後の使用感を大きく左右する要素となり得る。
厚さ3.9mmが示す次世代フォルダブル端末の設計哲学
新型Galaxy Z Fold 7の厚みは、開いた状態でわずか3.9mmという驚異的な薄型設計が採用されている。これは前世代のFold 6(5.6mm)や廉価モデルFold SE(4.9mm)を大きく下回る数値であり、フォルダブルデバイスにおける薄型化競争において象徴的な進展といえる。著名リーカーIce Universeが投稿した情報では、この設計が実現すれば、Fold 7は「世界で最も薄いフォルダブル端末」となる可能性があるとされている。
このような極限までの薄型化は、携帯性や使用時の取り回しの快適性を飛躍的に高める一方で、構造強度や放熱性への影響が気になる点でもある。実際、折りたたみ構造の中心部やヒンジ部分がどのように進化しているかは、現時点では明らかにされていない。
薄さを追求するあまり、バッテリー容量の制約や熱処理の課題が新たに浮上する可能性もある。そうした技術的バランスをどう取っているかが、Fold 7が単なるスペック向上にとどまらず実用的な製品として完成しているかを見極める鍵となる。
Source:9to5Google