次期フラッグシップ「OnePlus 15」は、左右対称のフロントデザインや6.7インチ1.5K LTPOディスプレイの採用により、従来とは一線を画す進化が示唆されている。搭載が見込まれるSnapdragon 8 Elite 2は、最大5GHz動作のPegasusコアを内蔵し、9月末にも発表される可能性がある。
カメラ構成はトリプル仕様が噂されるが、望遠ペリスコープの画素数は50MPから200MPまで複数情報が交錯しており、最終仕様には不透明感も残る。
Snapdragon 8 Elite 2と左右対称デザインが示すOnePlus 15の新たな方向性

OnePlus 15は、Snapdragon 8 Elite 2の搭載が示唆されていることから、処理性能とAI能力の両面で大きな進化が期待されている。SoCの型番「SM8850」は、最大5GHz動作のPegasusコアを含むとされ、9月末にも正式発表される可能性がある。この新チップにより、グラフィックス性能と電力効率のバランスが大きく改善されると考えられ、パフォーマンス志向の利用者にとっては注目の選択肢となりうる。
外観においては、「左右対称のフロントデザイン」が採用されるとの情報もあり、これはAndroid端末としては異例の試みといえる。ベゼルの縮小に貢献するLIPOパッケージングプロセスの存在も報じられており、iPhoneのような一体感のある正面設計が現実味を帯びてきた。見た目だけでなく、操作性や視覚体験にも影響を及ぼすポイントとして注視すべき変化である。
処理能力とデザインの両面で方向性が変化しつつあることは、OnePlusがこれまでの「性能重視・合理性重視」路線から、より幅広いユーザー層を視野に入れた新たな市場展開を模索していることを示している可能性がある。
ディスプレイとカメラ構成に見るOnePlus 15の明確な変化と不透明な要素
OnePlus 15に関する最新のリークでは、ディスプレイが6.7インチの1.5K解像度LTPOパネルに変更されるとの見通しが報じられている。これは先代OnePlus 13が搭載していた6.8インチQHD+(2K)ディスプレイと比較すると、解像度・サイズともに控えめな仕様へのシフトとなる。この変更は、省電力性やコスト削減の観点からも一定の合理性がある一方で、ハイエンドモデルにおける映像表現力に対する期待をどう満たすかが今後の焦点となる。
カメラ構成に関しては、50MPのトリプルカメラ構成がベースとなる可能性がある一方で、別のリーカーが200MPペリスコープレンズの搭載を示唆しており、情報が錯綜している状況にある。前モデルでは50MPのメイン、超広角、望遠の3眼構成で高評価を得ていただけに、新モデルでの差別化がどこに現れるのかは引き続き注視すべきである。
全体として、画面とカメラはどちらも「ダウングレードとも取れる変更」と「強化の可能性がある新要素」が混在しており、製品の方向性を最終的に左右する要素として今後の情報に注意が必要である。
Source:Android Central