Appleの内部コードに「AirPods Pro 2以降」という記述が発見され、未発表の第3世代モデルの開発が進んでいる可能性が浮上した。9to5Macの報道によれば、このコードはApple系アナリストのアーロン・ペリスによって共有され、次期Proイヤホンの存在を示す根拠として注目を集めている。

現行のAirPods Pro 2は2022年に発売され、2023年にはUSB-C対応版が追加されたが、以降大きな更新はなく、そろそろ新モデルを期待する声が高まっていた。WWDC 2025での発表の可能性も一部で取り沙汰されているが、過去の傾向を踏まえると秋登場の線が濃厚とみられる。

第3世代AirPods Proを示す内部コードが発見される

Apple関連の信頼筋であるアーロン・ペリス氏がX上に投稿した開発コードが注目を集めている。このコードでは、従来「AirPods Pro 第2世代」とされていた表記が「AirPods Pro 2以降」に書き換えられており、明らかに新モデルの存在を意識した表現となっている。Mashableはこのスクリーンショットの真偽を独自に確認していないものの、複数のApple系報道メディアが取り上げたことで信ぴょう性が高まっている状況である。

AirPods Pro 2は2022年に初登場し、2023年にUSB-Cポートへ対応したマイナーアップデートが加えられたが、それ以降の展開は見られていない。リークされたコードは、Appleが次世代のProモデルに着手していることを間接的に示しており、今後の製品展開に対する期待が再燃している。製品名こそ明記されていないが、「2以降」という文言は通常、将来的な互換性や対応を意識した表現であり、ハードウェアの進化を前提とした書き換えである可能性が高い。

Appleの開発サイクルを踏まえると、WWDCでの発表があるかどうかは不明だが、同イベントの開催が近づく中での情報流出というタイミングが注目されている。仮にAirPods Pro 3の存在が事実であれば、iOSの新機能との連携強化など、OSと連動した大規模な刷新が計画されている可能性もある。

発表時期はWWDCか秋か 発売スケジュールから読み解く可能性

6月に開催予定のWWDC 2025に向けて、AirPods Pro 3が発表されるのではないかという期待が一部で高まっている。ただし、これまでのAirPods Proシリーズは初代が2019年10月、第2世代が2022年9月と、いずれも秋に登場している。Appleは一貫してヘッドホン製品を年末商戦に合わせて投入する傾向があり、今回も同様の戦略を取る可能性は高い。

現時点でリークされているのはコード上の記述のみで、製品イメージや仕様の具体的な情報は確認されていない。従って、仮に開発が進行中であっても、WWDCでのサプライズ発表はあくまで可能性に留まる。仮にiOS 19との新機能連携などがある場合、OSの機能発表にとどめ、製品発表は数ヶ月後に行うというパターンも考えられる。

AppleはWWDCを通じて開発者向けにソフトウェアの方向性を示す場と位置付けているため、ハードウェアの投入は限定的となる傾向がある。仮にAirPods Pro 3がiOS 19の新機能を活用する形で登場するのであれば、正式発表は秋以降というのがこれまでのスケジュールとの整合性が取れる展開である。新製品への期待が膨らむ中、Appleがどのタイミングで動きを見せるかに注目が集まる。

Source:Mashable