Samsungはインドの公式サイトにてGalaxy M36のサポートページを公開し、発売が目前に迫っていることが明らかとなった。モデル番号「SM-M366B/DS」を持つ本機は、Bluetooth SIGおよびインドのBIS認証も取得済みで、例年通りAmazon Indiaでの限定販売も見込まれる。注目すべきは、GeekbenchのデータベースからExynos 1380を搭載することが判明しており、単なるA36の派生モデルにとどまらない構成である点だ。
また、6GBのRAMを備え、Android 15およびOne UI 7で動作する最新環境を備える。前モデルと同様に5月末の正式発表が期待されるが、Mシリーズとしては性能面で一段の進化が見込まれそうだ。
Exynos 1380搭載でAシリーズとの差別化が明確に

Galaxy M36に搭載されるのは、Samsung製のミッドレンジ向けチップセットExynos 1380である。これはA36に採用されたSoCとは異なる構成であり、単なるバッテリー容量増強モデルではないことが明確になった。昨年のGalaxy M35がA35の仕様を一部流用していたのに対し、今回のM36では処理性能にも独自性が見られる。Geekbench上のスコアからも、Exynos 1380は日常用途から軽いゲームまでカバーできるバランス型の性能を持つとされており、コスト重視のモデルながらも快適な動作環境が期待される。
この構成からは、SamsungがMシリーズを単なる廉価版ラインではなく、特定市場に適した別カテゴリの製品群として設計している意図が読み取れる。Aシリーズよりも容量の大きいバッテリーや強化された冷却性能が組み合わされれば、同価格帯ながら使用感の違いが実感しやすくなる。性能の独立性が強調されたことで、M36はスペックと実用性の両面で自立したポジションを確保しつつある。
発売間近を示す複数の動き 正式発表は5月末が有力
Galaxy M36のサポートページがSamsungインド公式サイトに登場したことで、製品の市場投入が目前に迫っていると見られる。この掲載は通常、公式発表の直前に行われるものであり、すでにBluetooth SIGおよびインドのBIS認証も取得済みである点から見ても、販売準備は最終段階に入っている可能性がある。さらに、モデル番号「SM-M366B/DS」の登録により、流通用の具体的モデルの存在も確認された。
昨年のGalaxy M35が5月末に登場したタイミングを踏まえると、今年のM36も同時期の発表となる展開が現実味を帯びている。また、これまでのMシリーズの例に倣えば、Amazon Indiaを通じた短期間の独占販売も予想される。これらの動きは、インド市場におけるSamsungの販売戦略が依然として地域特化型であることを示すと同時に、新製品が既存ラインナップの中で一定の役割を果たすモデルとして設計されていることを示唆している。
Source:GSMArena