Samsungは2025年5月22日、Galaxy A25に対してAndroid 15ベースのOne UI 7の配信を開始した。このアップデートは2024年12月から始まったベータ期間を経て、2025年4月に安定版が登場したOne UI 7の展開の一環である。これにより、Aシリーズにも先進的なソフトウェア体験が提供され始めたことになる。
One UIシリーズは2018年のバージョン1.0から進化を続けており、今回のアップデートでは、従来よりもリリース間隔が長くなっている点が注目される。最新のOne UI 8(Android 16)は今夏にベータ開始、年末までに正式版が登場する可能性も示唆されている。
Galaxy A25がOne UI 7へ到達 ミッドレンジにもAndroid 15が浸透

Samsungは2025年5月22日、Galaxy A25へのOne UI 7アップデートを開始した。今回のアップデートはAndroid 15をベースとし、2024年12月に始まったベータテストを経て、2025年4月に安定版が登場したのちに順次提供されている。従来のOne UIアップデートはSシリーズやZシリーズといったフラッグシップが優先されていたが、今回A25のようなエントリー寄りのミッドレンジモデルにも展開されたことで、Samsungのアップデート対象拡大の姿勢が明確になったといえる。
Android 15ベースのOne UI 7は、システムの軽量化とセキュリティ強化、通知制御の柔軟性向上などが特徴とされており、日常利用の中でも安定性と応答性の向上が実感できる仕様となっている。A25にこれらの改善が適用されることで、価格帯に依存せずに快適な操作性が実現されることになる。
今後、他のGalaxy Aシリーズへの展開が続くとすれば、Samsungのミッドレンジ戦略は「スペック」だけでなく「長期運用可能なソフトウェア対応力」にまで及ぶ可能性がある。これは選択基準を価格と性能のバランスだけでなく、アップデート体制にまで拡張する兆しといえる。
One UIベータの歩みと今後のリリーススケジュールに見る変化
One UIは2018年にAndroid 9 Pieをベースとしたバージョン1.0から始まり、現在のOne UI 7ではAndroid 15に対応。2025年夏には次期バージョンであるOne UI 8(Android 16)のベータ開始が予想されており、年末には安定版が登場する可能性も示されている。Samsungは過去のリリースサイクルを踏まえ、数年をかけてベータ検証と安定版提供の品質管理を強化してきた。
特に近年は、Sシリーズなどのフラッグシップ機だけでなく、AシリーズやMシリーズなどミッドレンジ以下のモデルへの対応スピードも徐々に改善されている点が目立つ。One UI 7では従来よりもリリースまでにやや時間がかかったものの、その分完成度を高めたアップデートとして信頼性も高まっている。
仮にこの傾向が続けば、One UI 8のベータ提供はGalaxy S24シリーズを起点に、数ヶ月のうちに他シリーズにも拡大する展開となる可能性がある。年内にOne UI 8が多くのGalaxy端末に波及するなら、SamsungのOSアップデートに対する期待値はさらに高まりそうだ。
Source:Sammy Fans