メタバースゲーム「ロブロックス(Roblox)」| 経済新聞で取り上げられた理由と始め方も解説！

メタバースゲームのプラットフォームの代表格ロブロックス(Roblox)。ゲーム版YouTubeと呼ばれるロブロックスに、お子さんが熱中されておられる方も多いでしょう。

メタバース時代の到来に備えるためにどのコンテンツで研究するか、投資視点でメタバースの本命企業はどこか、メタバースとは何かを体感したいという方もおられることでしょう。

本記事では、本格的にメタバース時代に突入する現在において、ロブロックスの人気の秘密、将来性、経済新聞が取り上げる理由、始め方まで解説します。

参考にして頂けましたら幸いです。

メタバースロブロックス(Roblox)とは？

そもそも、ロブロックスとはどんなゲームプラットフォームでどのような仕組みかについて解説します。

子供達から絶大な人気

ロブロックスは、利用者が月間2億人を超える人気ゲームプラットフォームです。そのゲーム数はなんと5,000万本を超えるタイトル数を誇ります。

その利用者のなかで、50%以上は15歳未満の子供たちが主流で絶大な人気を継続中です。その理由を見ていきましょう。

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スマホや通常スペックのPCでも遊べる

ロブロックスのゲームをプレイするためには、高価なゲーミングPCやゲーム専用機器のPS4、Switch、Xboxなどを購入する必要はありません。スマホや通常スペックのPCで十分プレイできるものばかりで、しかも全タイトル原則無料でプレイできます。

ロブロックスの対応OSは下の表のとおりです。

ios	iPad2以降、iPhone 4s以降、及びiPod touch 第5世代、ios 9以降
Android OS	Android OS 5.0以降
Amazon Fire OS	Kindle Fire HDX 7（第3世代）、Kindle Fire HDX 8.9（第3世代）、Fire HDX 8.9（第4世代）、Fire HD 6および7（第4世代）、Fire HD 8および10（第5世代）、およびFire（第5世代）を除く
Windows OS	7、8、8.1、10
Xbox One	制約なし

※必要要件の詳細は後述します

上記のとおり、ロブロックスは殆どのOSに対応しています。

これらの点がゲーミングPCを購入しないと遊べない敷居の高いPC用ゲームとは一線を画しています。

残念ながら、2023年2月時点でロブロックスはNintendo SwitchとPS4/PS5ではプレイできません。ゲームマーケットの王道であるこれらのデバイスでプレイできないにもかかわらず、月間2億人の利用者が存在することは凄いことです。

誰でもオリジナルゲームを開発し収益化できる

ロブロックスでは、「Roblox Studio」というゲーム開発ソフトを無料で提供しています。2021年8月4日からは日本語にも対応しており、以来日本人ユーザーが一気に増えました。

複雑なゲームを開発するためにはプログラミング知識が必要ですが、例えば「マインクラフト」のようなゲームであれば、知識がなくてもPCとインターネットがあれば作れます。

大掛かりなゲームを開発するためにはチームでの制作が必須ですが、友達と一緒にリアルタイムでチャットしながら共同で編集作業も無料でできるのです。

このようにロブロックスは、独自の開発ツールをユーザーに提供し、開発したゲームの中のアバターやアイテムを売ることで、収益に繋げることもできる夢のある仕組みと言えます。

この「Play to Earn」というビジネスモデルが、誰でも稼げるチャンスのあるYouTuberと似ていることから、ゲーム版YouTubeと呼ばれる所以です。

メタバースロブロックスを経済新聞が取り上げる理由

経済新聞がロブロックスを取り上げる理由について、見てみましょう。

2021年3月、時価総額4兆円で上場

ロブロックスは2021年3月、ニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場しています。当時、ロブロックスは、ゲームプラットフォーム運営会社が4兆円もの資金を調達したことで話題になりました。市場は、メタバース市場本命の一つとして同社を評価したと考えられます。

Meta（旧Facebook）がメタバース関連で大きく株価を下げたことで、ロブロックスの株価も影響を受け低迷していると言われています。しかし、上場当時の月間利用者数は1億4,000万人だったものが直近では2億人を超えており、ロブロックスの市場は確実に成長している状況です。

また、日本では博報堂がロブロックス内での広告枠を国内企業に販売したり、電通のようにロブロックス向けゲームソフト開発会社に出資したりと何かと話題が多いことが、経済新聞が同社を取り上げる理由と考えられます。

グローバル企業が続々と参入

ロブロックスにはグローバル企業が続々と参入しています。よくある資本提携、業務提携をするのではなく、ロブロックスの仕組みのなかで独自にコンテンツを開発して参入しているのが特色です。

具体的に見てみましょう。

NIKEが参入

GUCCIが参入

ディズニーが参入

Legoが参入

このようにグローバル企業が続々と参入している点も、経済新聞がロブロックスから目を話せない理由と言えるでしょう。

メタバースゲームロブロックスはNFTゲームと一線を画す

ロブロックスは、仮想通貨の価値をあげるビジネスモデルのNFTゲームとは一線を画していると言われます。その理由を探ってみました。

メタバースゲームの種類

メタバースゲームの定義は、次のとおりです。

ゲームをプレイして稼げる
ゲーム内のアイテムがNFTになっている
ゲームを開発（制作）して稼げる
ゲーム用のアイテムを制作して稼げる

上記のどれかに属していればメタバースゲームと言われています。

ところがロブロックスは、NFT技術が「何かを解決したり、ゲーム体験を本質的に向上させるわけではない」と指摘し、NFTゲームとは一線を画しているのです。

例えば、ロブロックスに参入しているアパレル高級ブランド「グッチ」のゲームでは、バッグが実物よりも800ドルも高い4,115ドルで売れているという事実があります。

つまり、メタバースゲームとは自己表現をする場であることが本質であり、仮想通貨などの価値をあげるために興味のないゲームを遊ばせるものではないという訳です。

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ロブロックスの新機能「レイヤード・クロージング」とは？

ロブロックスが2022年4月にアップデートした「レイヤード・クロージング」機能は、アバターの衣装をレイヤー形式（階層）で設定できる新たな機能です。

この機能によりシャツやジャケット、コートなど計6層まで重ね着できます。既に数千種のファッションアイテムが販売されており、すべてのアバターで着せ替えが可能となっています。

また、アパレルブランドはこの機能に注目しており、複数のブランドがロブロックスへの参入を決めていると言われているのです。

メタバースゲームロブロックスの始め方

百聞は一見にしかず、ロブロックスでメタバースの世界を実際に体験してみましょう。

PC向けロブロックスのシステム要件

Windows OS	7、8、8.1、10（11は2023年2月時点でサポートされていません）
サポートブラウザ	Chrome、Firefox、Microsoft Edge
グラフィックカード	DirectX10以上とShaderModel2.0
プロセッサ	クロック数が1.6Ghz以上
RAM（メモリ）	最低1GB
システムストレージスペース	最低20MBの空き容量
インターネット	少なくとも単一の家庭では、4〜8 Mbpsのインターネット接続を推奨。