Appleが2025年発売予定のiPhone 17シリーズにおいて、標準モデルにも120Hz対応のProMotionディスプレイを搭載する可能性が報じられた。これまでProMotionは上位「Pro」モデルに限られていたが、Bloombergの報道によれば、滑らかなスクロールやアニメーションを実現する同技術が遂に全モデルに拡大される可能性が高まっている。
Android陣営ではすでに廉価機種にも90Hz以上の高リフレッシュレートが標準化しており、Appleはその点で長らく後れを取っていた。ProMotionの標準モデルへの搭載は、Appleが価格と性能のバランスを見直す転換点となる可能性を秘める。
背景には、120Hzパネルの供給体制の安定化とコスト低下があり、視覚的な快適性を求める層にとっては歓迎すべき進化となるか注目される。
標準モデルに120Hz ProMotion搭載の可能性と背景

Bloombergの報道によれば、Appleは次期iPhone 17の標準モデルにおいて、最大120HzのProMotionディスプレイを搭載する可能性があるという。これまでこの高リフレッシュレート技術は、Proシリーズの上位機種のみに限定されており、価格と性能の差別化の象徴でもあった。
iPhone 15や16といった従来モデルでは、標準機においては60Hzのままとされてきたため、今回の仕様変更が実現すれば、Appleの製品ラインにおける戦略的な転換と位置づけられる。一方、Android市場では200ドル台のスマートフォンでさえ90Hzや120Hzの表示性能を備えており、Appleの標準モデルに対する60Hzの据え置きは明確な遅れを意味していた。
2025年というタイミングでこの仕様が見直される背景には、サプライチェーンの成熟やパネル製造コストの低下があるとみられる。ProMotionの普及が実現すれば、iPhone全体のユーザー体験は底上げされ、操作時の視覚的な滑らかさが広く享受されることになる。
UI最適化の強みと高リフレッシュレートへの期待値
Appleはこれまで60Hzでも快適とされるUI設計によって、高リフレッシュレートの導入を急がない姿勢を保ってきた。Digital TrendsのMark Jansen氏も、iPhone 15で60Hzに戻って使用しても、操作感に大きな違和感はなかったと報告している。
これは、iOSのアニメーション設計やスクロールの一貫性が高度に最適化されているためであり、単なる数値的なスペックでは測れない品質があることを示している。とはいえ、90Hzから120Hzといった上位パネルに慣れたユーザーにとっては、60Hzへの後戻りは視覚的な粗さや遅延を如実に感じる場面も少なくない。
特にゲームや動画、UI遷移など動きの多いアプリケーションにおいては、滑らかさの違いは明白である。AppleがProMotionを標準機に展開する動きは、こうしたユーザー体験の格差を是正する一手とも受け取れる。より多くの利用者に高精度な描画を提供することで、ハードウェア性能の“見える価値”がようやく均される可能性がある。
Source:Digital Trends