日本最大級のフリーランスエンジニア案件一括検索サイト「フリーランススタート」は、2022年10月のフリーランスの月額平均単価は63.9万円だったと発表した。
44万件を超える掲載案件
株式会社Brocanteは、フリーランスエンジニアに向けた案件を検索できるサイト「フリーランススタート」を運営している。100社を超えるフリーランスエージェントと提携しており、44万件以上のフリーランス案件を掲載。また、2022年10月時点での掲載案件の最高単価は210万円だった。
開発環境や勤務地、単価など希望する条件を設定すれば、簡単に自分に合った案件を見つけることができ、応募までできるのがフリーランススタートの特徴だ。
エンジニアの月額平均単価【開発言語別】
上記のグラフは開発言語別の月額平均単価。最も単価が高いのは「R言語」で、次に「Scala」、「Swift」と続いている。
1位のR言語は、オープンソースで利用可能な統計やデータ解析に特化した言語である。月額平均単価は85.8万円。前月と比べると7.9%アップした。2位のScalaは、オブジェクト指向言語と関数型言語それぞれの特徴を持つ言語で、74.8万円。さまざまなApple製品向けのアプリケーションを開発できる3位のSwiftは、72.5万円だった。
エンジニアの月額平均単価【職種別】
上記のグラフは職種別の月額平均単価。最も単価が高いのは「VPoE」で、次に「機械学習エンジニア」、「PMO」と続いている。
1位の「VPoE」は90.9万円で前月に比べると2.47%減少している。VPoEとは、エンジニアの採用や評価などに携わり、エンジニアが最大限にスキルを発揮できる環境を整備したり、質の高い開発をするための体制を整えたりする職種だ。
2位の「機械学習エンジニア」は、AI開発の中でも機械学習の技術に特化した業務を行う職種。83.5万円で、前月比10.33%増となっている。
3位の「PMO」は、PM(プロジェクトマネージャー)をサポートし、プロジェクト支援を横断的に行う職種。80.7万円で、前年比は1.28減だった。
国内の優良IT企業ではVPoEの配置が進んでおり、機械学習エンジニアもPMOも、今後需要が増加していくだろうといわれている職種だ。
月額平均単価【フレームワーク別】
上記のグラフはフレームワーク別の月額平均単価である。
最も単価が高いのは「NuxtJS」で、次に「Knockout.js」、「Slim」と続く。前月比はいずれも増加の傾向だ。
1位の「NuxtJS」はVue.jsがベースとなったJavaScriptのフレームワーク。71.9万円だった。
2位の「Knockout.js」は70.3万円。MVVM(Model-View-ViewModel) パターンをサポートするための JavaScript のフレームワークだ。
3位の「Slim」はPHPの軽量フレームワーク。70.0万円だった。
会社概要
- 会社名:株式会社Brocante
- 設立年月:2017年10月
- 事業内容:フリーランスエンジニア向け案件一括検索サイト「フリーランススタート」の運営/フリーランス・副業エンジニア向け求人案件サイト「doocyJob(ドーシージョブ)」の運営
- 企業URL:https://brocante-inc.com/
- サービスURL:https://freelance-start.com/