株式会社ライボは、同社が運営するJob総研を通じて、社会人男女663人を対象に実施した「2022年 副業・兼業に関する実態調査」の結果を公表。副業か兼業をしている人は全体の約2割で、副業や兼業の収入は平均192.6万円という結果だった。
副業・兼業をする割合と収入の分布
年代別に副業か兼業をしている人の割合を見ると、最多は50歳代で約27%。最少は20歳代で15%。また、本業の年収区分で見ると、副業・兼業をしている人の割合が最も高いのは「200万円未満」で約35%。次いで「1000万円以上」が約26%だった。
データから、年代別に見ると比較的時間があり将来的な収入への不安が高い傾向にある50歳代が最も副業・兼業を実施しているようだ。専門的な知識や知見を活かして他企業でも価値を出せるという点も大きいと思われる。
一方で年収帯別に見ると、より収入を増加させたい低収入世帯や、ハイクラスで時代のトレンドに敏感な高収入世帯が割合が高くなる結果となっており、二極化が進んでいるものと思われる。
政府の後押しもあり、副業解禁をうたう企業は年々増加している。今は副業・兼業をしている人が約2割と言う結果だったが、こうしたトレンドを背景としてその割合は更に増加していくだろう。副業・兼業が可能で、取り組みたいと考えている人は、自身の経験やスキルを活かしてどのような価値提供ができるのか、をまず考えることから始めてみてはいかがだろうか。