このたびパーソルイノベーションは、副業に関する調査「副業が転職に与える影響の実態」のアンケート結果を公表。その調査結果として「副業がきっかけとなって、転職をしたことがありますか」という質問項目に対し50%以上が「ある」ことが分かった。年代別では20~24歳が71.6%と高い割合を占めている。また年代が上がるほど「ない」が多い。

副業が契機となって転職するケースが多数存在している

出典:同社プレスリリース

同社が展開する副業マッチングサービス「lotsful(ロッツフル)」の利用者で副業経験がある20~40代の会社員661人を対象に、2022年7月26~29日の期間でインターネット経由のアンケート形式で調査は実施された。

全体では、53.6%の回答者が副業がきっかけとなって転職をしたことがある、と回答している。年代が高まるにつれて「ある」の回答が減少していくが、30代前半で61.5%、40代前半でも43.3%が「ある」と回答している。

更に、「そのときどこに転職をしましたか」という質問に対しては「副業先の企業、団体」が全体の7割以上を占有している。

出典:同社プレスリリース

「そのときの転職をした理由はなんでしたか」という回答に対しては、20~34歳では「副業を通じて自分の力を試したい気持ちが強まった」、35~49歳は「キャリアアップ・キャリアチェンジのため」、45~49歳は「転職先から強く誘われた」がそれぞれ最多の回答となっている。

副業はリスクを抑えながら将来のキャリアを探る良い機会

未経験の仕事や、働いたことがない企業での転職は、当然ながらカルチャー、スキル、労働環境、モチベーションなどでアンマッチが生じる可能性はつねにつきまとう。しかし副業であらかじめやりたい仕事や魅力的だと思う会社での業務を試すことで、企業と人材双方のリスクを下げることができる。

働き方改革、リモートワーク推進、副業解禁の動きはトレンドとして非常に強く、今後こうした副業を通じた転職は増加していく可能性が高い。

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