損害保険大手の三井住友海上火災保険が9月から、ITフリーランス向けの専用保険を販売することが分かった。ITフリーランス向けの専用保険の提供は国内で初めて。

需要増や働き方の変化でITフリーランスは最近増加しているが、サポートする社会保障制度がまだまだ未整備。三井住友海上は、複数の保障を備える保険を提供することで貢献したい構えだ。

11月から提供開始、選べるプランで保険料が変わる

補償の開始は11月から。保険を加入するには「ITフリーランス支援機構」で無料の個人会員となることが必要。ITフリーランス支援機構によれば、現在ITフリーランスは国内で約20万人程度いると推計されるが、団体保険に加入できないなどの問題があり社会保障が少ない。

けが補償、所得補償、携行品補償など合計7種類のプランがあり、自由に組み合わせて加入することが可能。対象者はITフリーランスで、具体的にはITの領域でフリーランスとして働くエンジニア、ウェブ制作者、デザイナーなどとなる。

IT技術を用いてフリーランスとして働くプログラマーやエンジニア、Webデザイナーなど。所得補償、けが補償、携行品補償など7種類のプランを自由に組み合わせることができる。発表されているモデルケースは以下の通り。

  • 25歳女性
  • 1口1万円の所得補償プラン5口とけが補償を組み合わせた保険に加入
  • 保険料は約1800円/月

入れる保険が少なく、不安に感じているITフリーランスの方々はご検討されてはいかがだろうか。

▼参考記事▼
個人事業主or法人化?フリーランスコンサルの独立時の違いとは?
ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」がオンライン相談ルーム「ハワユ」と提携を開始