DX化が急速に進み、今や場所にとらわれず働く場所を選べる時代。副業を解禁する企業も増え、ITエンジニアの働き方も変化しつつある。自分の望む働き方を選択しやすくなった今、ITエンジニアの副業事情をレバテックが調査した。

エンジニアが選ぶ副業の案件

2022年9月27日、レバテックはITエンジニアの副業に関する調査結果を発表した。この調査によると、東京在住で副業しているITエンジニアの35%が地方の案件に関わっていることがわかった。

・調査対象:東京都内に住む、副業を持つITエンジニア
・調査期間:2022年7月27日から29日
・回答数:300名

レバテック「地方の副業案件への参画状況と参画理由(https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220927-2463880/)」

同調査で、地方案件を副業として受けていると回答したのは、全体の35%だった。地方副業を受けようと思った理由として42.9%が「副収入を得たいから」と回答している。次いで29.5%が「スキルアップしたいから」、「地方貢献したいから」という回答が18.1%だった。

出典:レバテック

参画する地方の案件数は55.2%が1件と答えたが、約45%が2件以上の案件を持っているという回答となった。

出典:レバテック

地方案件に参画している回答者のうち、65.7%が自身の出身地や地元の案件を請け負っていると回答した。

出典:レバテック

その中で、86.7%が地方企業の案件を請け負っており、13.3%が自治体等の案件を請け負っていると回答した。

出典:レバテック

案件の内容は、34.4%がHP製作の企画・ディレクションと回答し、HP製作のクリエイティブデザインやコーディングも上位となっている。20.0%がITコンサルティング、15.2%がホームページのクリエイティブデザインと続いた。

出典:レバテック

さらに、首都圏と地方で案件の内容を比較すると、HP製作がいずれも最も多くなっているが、首都圏では5.7%に対し、地方案件では34.3%と地方の割合が高くなっている。

出典:レバテック

また、地方の案件を現在請けていないエンジニアの61.0%が、地方副業に「興味がある」と回答した。

出典:レバテック

さらに、地方の案件に参画していないエンジニアがどんな案件に参画したいと考えているかについて、それぞれ25.6%が「単価が高い」「自身のスキルが生かせる」案件であると回答した。

興味がないと答えたエンジニアは、32.3%が「単価が低いイメージ」を持っており、他の理由としては「地方案件に出会うことがない」が27.2%、「地方案件にどんなものがあるかを知らない」19.0%となっている。