コロナ禍での収入減少や物価高などの影響で、本業以外でも収入を得たいと考える人が増えているようだ。
デジタル保険代理店「コのほけん!」の運営元である「Sasuke Financial Lab株式会社」は、2022年10月、「副業に関するアンケート調査」を行った。
アンケートでは、多くの人が、「株式投資」・「短期アルバイト」・「フリマアプリ」などの副業に興味をもっていることが分かった。
Sasuke Financial Lab株式会社が副業に関するアンケートを実施
デジタルと保険の融合を図るSasuke Financial Lab株式会社は、2022年10月11日に、全国の20歳以上の男女を対象にした「副業に関するアンケート調査」を行った。
アンケートでは360人の回答が得られ、副業の実態が明らかになっている。
情勢の悪化によって副業ニーズは高まっている
相次ぐ物価高やコロナ禍の減収で、本業以外で収入を得ようと考える人が増えている。
また、有期雇用が珍しくない現代では、自身の将来のために収入の幅を広げようと考えている人もいるようだ。 円安の影響が家計を圧迫している今、副業への関心度はさらに高まっている。
国も後押しを検討している(※)ようだが、現状、転職者や副業者の受け入れ企業に対する支援策は決まっていないため、実際に副業を行っている人は想像よりもずっと少ない。
(※)転職・副業で受け入れ先支援 首相表明、学び直し拡充: 日本経済新聞 (nikkei.com)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65088890T11C22A0MM8000/
今回のアンケート結果でも、副業者を守る体制が整っていないために、副業に興味はあっても行動に移せていない人が一定数存在することが分かる。
しかし、副業に対する関心は高まっているため、今後の政府や企業の動きによっては、副業者が大幅に増える可能性は高いだろう。
副業に関するアンケート調査の結果を公表!
今回行われたアンケートでは、副業経験の有無だけでなく、副業内容や収入、興味のある副業についても調査している。
それぞれのアンケート結果について、詳しく解明していこう。
まず、副業経験があるかどうかのアンケートでは、約3分の1の人が「興味がない」(35.3%)と答えている。しかし、「興味があるがしていない」(32.5%)や「興味があるが禁止されている」(13.9%)と答えた人の割合も多く、副業自体の関心は高いように思う。
次に、上記のアンケートで、「副業をしている」(11.7%)・「副業をしていた」(4.4%)と答えた人に、「どんな副業をしているか」問いかけると、約半数近くが、「自分の趣味を活かした副業」(46.6%)と答えた。
しかし、「本業もしくは専門性を生かした副業」(31.0%)や、「自分自身のキャリアアップを考慮した副業」(8.6%)との答えもあり、副業で自身のスキルアップを図ろうと考える人も多いようだ。
また、具体的な内容を尋ねると、「短期アルバイト」(27.6%)や「株式投資」(24.1%)、「コンサルタント」(17.2%)といった答えが多かった。
さらに、副業で得た収入についても尋ねると、「月1万円未満」(22.4%)が最も多く、次いで「月2万円以上3万円未満」(20.7%)、「月4万円以上5万円未満」(13.8%)と続いた。
中には、30万円以上も稼ぐ強者もいるようだ。
加えて、1カ月当たりの副業時間についても尋ねてみた。
すると、「5時間未満」(31.0%)や「5時間以上10時間未満」(24.1%)と答えた人が多く、半数以上の人は、本業の合間や手すきの時間で副業していることが分かった。
最後に、最初のアンケートで、経験はないが副業に興味はあると答えた人に、「興味のある副業」について尋ねてみた。
すると、「株式投資」(38.9%)が最多で、次いで「短期アルバイト」(35.9%)、「フリマアプリ」(21.6%)という結果だった。
今回の結果を見ると、副業でまとまった収入を得るのは難しいことがわかる。
しかし、実際に副業の経験がある人は少ないが、興味を持っている人は多いため、副業に対する関心度は依然として高い。今後、国の支援策が確立し、副業を認める企業が増えてくれば、「本業+副業」のダブルワークを行う人が一気に増加するだろう。
会社概要
- 会社名:Sasuke Financial Lab株式会社
- 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビル2F FINOLAB
- 設立:2016年3月15日
- 代表者:松井 清隆
- 事業内容:デジタル保険代理店「コのほけん!」の運営、保険業界向け各種コンサルティング、デザイン、システム開発等
- 会社URL:https://sasukefinlab.com/company/