マーケティング領域を中心に、「プロ人材」と企業とのマッチングサービスを提供する「CARRY ME」を運営する株式会社Piece to peaceが、フリーランスが1社にフルコミットする条件などの意識調査を、年収800万円以上のフリーランスを対象に行った結果を発表した。

即戦力になるプロ人材にフルコミットしてもらえる会社になるには

年収が高く優秀な人材のフリーランスは、実に64.8%が複数の会社と契約している。

このことは、企業側からすると、即戦力となるプロ人材を自社の正社員として採用することは困難な状況にあることを示している。

優秀な人材はどの企業も欲しいもの。自社だけにフルコミットしてもらうには、報酬以外の条件も重要なようだ。

出典:同社プレスリリース

9つの質問から見えてくる、フリーランスのフルコミット意識とは

調査は2022年10月13日~10月14日に、年収が800万円以上のフリーランス105名を対象に、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画で、インターネット調査にて行われた。

Q1:フリーランスへ転身した理由は? については、「自分の裁量で仕事をしたい」「自由に働きたい」「収入アップが見込めた」などの回答が上位を占めた。

出典:同社プレスリリース

続いて、現在の取引先数について、「1社」と答えた人は20.9%、「2社以上」の複数企業と取引している人が、半数以上の64.8%という結果に。

出典:同社プレスリリース

フリーランスという働き方に感じている課題については、「収入が安定しない」「社会的信用が得難い」「バックオフィス業務など本業以外の業務が煩雑」という回答が上位を占めたが、3割以上は現状課題を感じていないという回答だった。

出典:同社プレスリリース

フリーランスの課題については、さらに自由回答で「生活が乱れやすい」「保険や税金などの手続きが面倒」といった業務以外の面での回答があがった。

現状、複数の企業と取引しているが、この先1社へフルコミットすることを検討するかという質問では、「検討している」が14.7%に対し、「検討していない」は79.4%と高い割合に。
今後も1社へのフルコミットを検討していない人が過半数を占めた。

出典:同社プレスリリース

では、1社へのフルコミットを検討するにはどういった条件が必要か、については、「働き方が自由に決められるか」「経営者や役員の人柄」「企業理念に共感できる」といった回答が得られた。

出典:同社プレスリリース

「報酬がアップすることが見込まれること以外に条件はない」「どんな条件であっても検討しない」と答えた人の中で、検討するきっかけがあるとすれば何かという質問には、「やりたいことと仕事が乖離していないか」「契約を打ち切られる心配がない」など、フリーランスという働き方の課題と重なる部分も。

また、現在1社のみにフルコミットしている人にその理由を聞いてみると「勤務形態や勤務時間の条件が良い」が約半数の54.5%、「企業理念に共感できる」「経営者・役員の人柄」「報酬がアップする」がそれぞれ約13%となり、報酬以外での理由が上位を占めた。

出典:同社プレスリリース

調査結果からは、1社のみと取引している、またフルコミットを検討する条件として報酬アップのほか、「勤務形態の自由度」「経営者や役員の人柄」などを重要視している人が多いことが分かった。「勤務形態や勤務時間が自由であること」は、フリーランスの魅力であり最大の利点だと考える人が多いようだ。

会社概要

◆キャリーミー

コンセプトは、「ビジネス界にもプロ契約を」
個人が成果にコミットして企業の中核を担う案件を、業務委託契約で紹介するマッチングサービス。多様で高度な施策が必要な広告運用、SNS,SEO、オウンドメディア、動画、広報など、マーケティング領域でのプロ人材と企業をつないでいる。

◆運営会社 株式会社Piece to Peace

  • 設立:2009年9月
  • 資本金:4億7,150万円(資本準備金含む)
  • 所在地:東京都千代田区平河町2-16-9 永田町グラスゲート8F
  • 代表取締役:大澤 亮
  • 会社HP:https://piecetopeace.co.jp/
  • 事業内容:ビジネス界におけるプロ契約の支援事業「キャリーミー」
    https://carryme.jp/lp002/0826_serch_marketing/

出典元:https://carryme.jp/lp002/0826_serch_marketing/ (キャリーミー)