編集部
ITフリーランスのマッチングサービス「フリエン」「チョクフリ」を展開するアン・コンサルティング（東京都・渋谷区）が、「フリーランスエンジニアへの転向意識調査」を実施した。
調査期間は2022年10月31日（月）～11月10日（木）で、調査対象は正社員として働くエンジニア150名と正社員を経験し、現在はフリーランスとして働くエンジニア150名。
フリーランスになることに興味があるかとの質問に対し、40%が「興味がある」と回答していることが分かった。理由としては、「時間にとらわれない働き方ができそうだから」「場所にとらわれない働き方ができそうだから」がいずれも56%にのぼった。
フリーランスエンジニアになるにあたり、どんな不安があるかとの質問には「収入が安定しなさそう」という回答が68.3%で最も多く、次いで「仕事を見つけることが難しそう」（60.0%）という結果になった。
また、収入以外の面でも「確定申告などの事務作業にとられる時間が多そう」（25%）と、これまで会社に頼っていた事務作業について不安を感じている人が一定数いることが分かった。
すでにフリーランスとして活躍しているエンジニアに、正社員のエンジニアに戻りたいか質問すると「戻りたくない」（48.7％）「あまり戻りたくない」（37.3％）という回答が得られた。この結果からフリーランスエンジニアとして働いている人の多くが、働き方に満足していることがうかがえる。
その理由として「時間にとらわれない働き方をすることができた」（38%）、「1人で仕事をすることが苦ではなかった」（37.3%）、「持っていたスキルで仕事を回すことができた」（35.3%）、「場所にとらわれない働き方をすることができた」（34.7%）という結果が得られた。
一方で正社員エンジニアとして働く人に、これまで経験した激務エピソードについて質問をすると「深夜残業、休日残業、その上残業代カット。体を壊し入院しそうになった。（男性、45歳）」「3ヶ月連続して500時間オーバーの勤務時間にも関わらず、固定給で時給が500円を切っていた。（男性、42歳）」「徹夜でテストとバグの改修をした。（男性、30歳）」など、厳しい環境で仕事をしていることが明らかとなった。
また、フリーランスになってからの収入について質問がおよぶと「収入がフリーランス初年度よりも51%以上増加した」という回答が15.4%あり、中には最高月収が1500万円だったこともあるとの回答も得られた。会社員として実現が難しい月収を得ている人が実際に存在する興味深い結果となっている。
会社概要：アン・コンサルティング株式会社
・会社名：アン・コンサルティング株式会社
・代表者：代表取締役 久利 鋭一
・本社所在地：東京都渋谷区恵比寿西1-16-6 モワビル3F
・設立：2011年1月27日
・事業内容：フリーエンジニアリング事業、 ITエンジニアに特化した採用支援事業、有料職業紹介〔13-ユ-307972〕、ITエンジニアの案件・求人サイト「フリエン」の運営、フリーランスエンジニアのためのナレッジサイト「フリナレ」の運営、一律料金でフリーエンジニアと直接契約できる「チョクフリ」
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