フリーランスが案件を獲得する方法として、案件獲得サイトの利用は必須です。フリーランスの増加や副業を認める会社が増えたことにより、案件獲得サイトの数も増えています。
この記事では、実際に筆者が使ってみた5大案件獲得サイトのメリット・デメリットについて解説します。またそれらのサイトでどうすれば案件が獲得できるのかの方法もお伝えします。
気になる案件があったらすぐに応募すべし!
5大案件サイトすべてに共通するのは、気になる案件があればすぐに応募したほうが良いということです。最初に応募した人に決定するというわけではありません。ただ良い人がいればその時点で案件の募集を打ち切る企業が多いです。
その理由としてはクライアント側としてはなるべく早くスタートしたいからです。早くメンバーが決まれば、作業のスタートも早くできるわけですから、良い人がいればすぐに打ち切りたいと考えるわけです。そのためもう少し様子を見てから応募しようと思っていたら、すでに締め切られていたということも意外と多いです。
私自身も別の案件の結果が出てから応募しようと思っていたところ、すぐに締切になってしまったことがあります。少し自分の希望と違う案件であっても、応募して面談の場で話を解消するようにすべきでしょう。
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5大案件サイトのメリット・デメリット
フリーランスが案件を探せるサイトは数多くありますが、その中でも私が使ってみてお勧めのサイトを紹介します。
特定の専門分野に強いlotsful
lotsfulは副業マッチングサイトですが、フリーランスの方も問題なく使えます。分野としてもマーケティングや人事、エンジニアなどがあり企業で専門職として働いてきた人を対象にしています。
新規事業開発や経営直下で参画できる案件が多いため、選考に通るハードルもかなり高く、その分報酬も高めです。そのため専門分野でしっかりと実績を積んでいる人にとってはメリットが大きいです。
またlotsfulの社員であり、案件を仲介するタレントプランナーが企業との間でやり取りしてくれるため、条件面を直接企業とやり取りする必要がありません。そのためストレスはかなり軽減され、仕事に集中できるのもメリットです。
一方該当する分野が多くないことと、案件の少ないのがデメリットです。自分が挑戦したいと思う案件があっても、なかなか選考に通らないということが起こります。そのためあくまでもサブ的な扱いで使うサイトだと言えます。
コンシェルジュがサポートしてくれるシュウマツワーカー
シュウマツワーカーはエンジニアやマーケッター案件を中心に、さまざまな分野の案件を取り扱っています。自分で案件を検索して応募することもできますが、メールマガジンの受信設定をしておくと希望の案件が届くので便利です。
シュウマツワーカーを利用するメリットは案件が多く通りやすいところ。案件は中級~上級者向けが多く、単価も比較的高めに設定されています。またコンシェルジュが条件面に関して企業とのやり取りをしてくれますので、仕事に集中できるのもメリットです。
また税理士サポートや勉強会などコミュニティとしての機能も充実しており、登録をしておくだけでも役に立ちます。一方デメリットとしては、スタートアップが多いためか、案件が計画通りに進まないことがあることです。
予定通りに案件が来ない場合は、コンシェルジュに相談して、別案件に応募する必要があるでしょう。その際、別案件を優先的に紹介してくれるコンシェルジュが多いので、サービスそのものとしてはお勧めです。
プロのスキルが活かせる複業クラウド
複業クラウドは旧Another Worksで、副業マッチングサイトとして利用者が多いです。案件はマーケター、人事、エンジニア、エグゼクティブコンサルなど幅広くあります。複業クラウドのメリットは自治体やスポーツ案件が多いところ。
そうした案件に興味がある人にとってはメリットとなります。ただし自治体案件は無報酬のものも多いため、報酬目的の場合は注意が必要でしょう。もう一つのメリットは応募者が少ないところです。つまりライバルが少ないので、比較的案件が取りやすいです。
さらに複業クラウドの場合、「キニナル」というボタンがあり、興味がある案件をチェックしておけます。また「キニナル」が相手企業にも分かる仕組みになっており、企業からスカウトが来ることもあります。
デメリットはベンチャー企業が多く、想定通りに案件の進まないことがある点です。さらに自分で直接企業とやり取りする必要があるため、やり取りの中で条件が変わってしまうこともあります。また契約したのに、仕事が来ないこともあります。
企業とのやり取りをしっかりと記録するのはもちろんのこと、契約書を結んで業務を行うようにして行く必要があるでしょう。
エンジニア案件が多いWorkship
Workshipはデジタル領域を中心にした案件が掲載されています。そのためエンジニアやWEBマーケターは案件獲得がしやすい案件紹介サイトです。Workshipのメリットは毎日の稼働時間が長い案件が多いところ。ひとつの案件を受けるだけで、1ヶ月分の稼働時間が埋まるものも多いです。
またエンジニア案件では単価も高めに設定されています。さらに成約すると1万円がもらえるのもメリットです。
一方デメリットとしては案件が少ないところでしょう。応募すべき案件がなかなか出てこないことも多いです。そのため時々気になった際に見て、良い案件があれば応募するという形での利用になってしまいます。
こちらのサイトはメールの受信設定をしておき、新しく案件が登録されてメール連絡が来たら確認するのが良いでしょう。
幅広い案件を探せるWantedly
Wantedlyはもともと就職や転職活動にも使われていました。しかし今は副業やフリーランス向けの案件も掲載するようになり、幅広い案件を探せます。そのため新しい分野に挑戦したいという人にとってはメリットがあります。一方で有料でないとメッセージが送れないというのがデメリットです。
無料の場合は応募だけでコメントができないため選考に通るのは難しいでしょう。また報酬について記載できない仕様になっているため、やり取りを始めてから金額が分かるというのもデメリットです。
実際にオンライン面談をしてみて、全く希望と報酬額が違ったということがありました。そうしたことも踏まえた上で、うまく活用していくのが良いでしょう。
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5大案件サイトで仕事を獲得する方法
5大案件サイトで仕事を獲得するためには、以下の6つの点に注意する必要があります。
ポートフォリオは定期的に見直す
どの案件サイトもポートフォリオの提出を求められます。ポートフォリオを作っていないという人はいないと思いますが、いつまでも同じままの人は意外といます。ポートフォリオの見直しは、新しい案件が終了した時に行う人が多いです。
しかし新しい案件が終了した時で無くても、今までの案件の表現を見直すだけで効果が違います。例えばプログラマーがWEBサイトの開発案件に応募するとします。その場合、WEBサイトの開発と書くよりも、どの言語を使ってどのようなWEBサイトを作ったかを書く方が良いです。またその際の自分の関わり方も書くべきでしょう。
ポイントは募集案件の内容に近づけてポートフォリオを変えていくことです。そうすることで、仕事が得やすくなるわけです。
応募コメントはコピペせず、案件ごとに作り変える
見直すのはポートフォリオだけではありません。応募コメントも案件ごとに作り変える必要があります。応募する案件が多いとコピペしがちですが、募集している側はすぐに分かります。どの案件にも通用するようなコメントになっているため、募集内容をしっかりと読んでいないなと分かるからです。
募集内容をしっかりと読んでいないフリーランスに、仕事を依頼する担当者はいません。募集内容をしっかりと読んで、なぜその案件に自分が応募したのか、また自分が担当することでどのようなメリットが企業にあるのか書くようにしましょう。
気になる案件は即応募する
5大案件サイトには多くのフリーランスが登録しています。そのためとりあえず後で考えようとしていると、応募者多数のためすでに締切になっていることも多いです。
そこで新規案件での絞り込みをします。その中でも特に最新のものからチェックしましょう。案件獲得サイトによっては公開日が書いてあるものもあります。案件が少ないと新規案件といっても、公開日がかなり前という場合もあり、締め切られている可能性も考えられます。
また応募人数も分かるサイトが多いので、新規案件で応募人数が少ないところは狙い目です。そうすることで仕事を取れる確率は飛躍的に上がるでしょう。
複数同時に応募する
5大案件サイトに登録して案件を見ていると、良い案件の多いことが分かります。そこで「この案件がいい」とひとつの案件だけに応募する人が多いでしょう。もしこの案件が決まれば忙しくて他の案件が出来ないため、別案件には応募しないわけです。
しかしその案件に決まるかどうかは分かりません。ひとつの選考結果が分かってから別の案件に応募するということをくり返していくと、なかなか案件が決まりません。そこで必要なのは複数同時に応募することです。
気になる案件には構わず複数応募します。全ての案件が同時に来たらできないと思うかもしれませんが、全て選考に通ることはありません。また選考に通ったとしても、いきなり案件を依頼されることは無く、メッセージのやり取りや面談が行われます。
そのため別案件が決まれば、その段階で断りの連絡を入れればよいわけです。依頼する企業の側も最初からあなた一人に絞ってやり取りをしているわけではありません。あなたが辞退すれば他の方に決まるだけです。5大案件サイトを検索して良い案件があれば複数応募するようにしましょう。
返信はすぐにする
5大案件サイトではメッセージのやり取りも大事です。企業側は複数の候補とやり取りをしています。返信がすぐに来ない人は仕事に対するやる気がないのかなと思われてしまいます。
また返信がすぐに来る人の方が、業務開始後も仕事のやり取りがスムーズにできると思われるでしょう。さらに返信が速い人の方が案件についての相談が先に進められるため、「この方に頼もう」となる可能性も高いです。
業務内容や業務時間に関わることなど返信に時間が掛かる場合は、「○日までに返信します」などと返信すべきです。案件を得るためにも、やり取りを途絶えさせないようにしていきましょう。
5大案件サイトをフル活用しよう!
5大案件サイトをフル活用することで、フリーランスとして仕事を取れます。私自身もほとんどの仕事をこのサイトから得ています。5大案件サイトをフル活用するためには、定期的に案件をチェックしなければなりません。
メール登録はもちろんのこと、定期的にどのような案件があるのかチェックするようにしましょう。私は2~3日に1回はチェックするようにしています。そうすると自分にあった好条件の案件に出会えることが多いです。
またポートフォリオも定期的に見直し、新規案件を得られるように改善していってください。
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