フリーランスとして独立するときに、先輩からの助言は役に立ちます。独立した時はうまくいくかどうか不安になるのが一般的です。その為、先輩から助言がもらえれば、フリーランスとして安心してスタートできるのです。

特に同じ職場から独立したフリーランスの先輩がいれば、自分のこともわかってくれていますし、良きメンターとしてアドバイスしてくれるはずです。そこでこの記事では、順調なフリーランスとしてのスタートを切るために、どのように良きメンターを探せばよいかについて説明します。

良きメンターがフリーランスの成功を左右する

そもそもメンターとは指導者、助言者の役割をする立場の人を指しています。なぜフリーランスにメンターが必要かと言えば、仕事について指導してくれたり、悩みなど精神面でのサポートをしてくれたりする立場の人がいないからです。会社であれば上司が精神面のサポートをしてくれるかもしれません。また仕事の指導もしてくれるでしょう。

フリーランスになると、そうした指導や助言をしてくれる人がいません。それは思った以上に大変なことです。例えばどのように継続的に仕事をとっていくか、フリーランスとして活躍している人にメンターを頼めば、仕事の取り方について教えてくれます。私自身も30代前半の時はメンターがいませんでした。その為あらゆることが手探りで、失敗も多くしています。もしあの時メンターがいたなら、うまく仕事も取れたでしょう。

また会社員だった時は何か仕事で問題が起こっても、自分1人で解決しなければならないことは少なかったはずです。しかしフリーランスになれば、すべての責任を自分で負わなければなりません。

例えばプログラマーであれば、納期が遅れてしまったりバグが出てしまったりすれば、全て自分で責任を負うことになります。それを全て1人でやっていくと、メンタルを病む可能性もあります。

そうした際にフリーランスとして活躍しているメンターがいれば、どうすれば解決出来るか一緒に考えることも可能です。私自身も取引先とトラブルがありました。どのようなトラブルかというと、依頼された内容通りに作ったのに、「これでは違う」と言われて何度も修正が必要になりました。

想定されていた工数よりかなり多くなったのですが、もし修正しなければお金は払われません。精神的には辛かったのですが、なんとか最後までやり切りました。

この時は相談出来る人がいなくて、大変辛かった思い出があります。今は自分にも頼りになるメンターがいるため、そのような辛い状況も乗り越えられる自信があります。良きメンターがいる方は仕事のやり方もわかりますし、精神的にも支えてくれるため、フリーランスとしてスタートするときに探しておくべき存在なのです。

良きメンターは職場の独立先輩にすべき理由

良きメンターを見つけることで、フリーランスとしてのスタートが順調に切れることはすでに述べました。ではどのようなメンターを選べば良いかというと、最もオススメなのが職場の独立先輩です。ここでは職場の独立先輩をメンターとして選ぶべき理由について3つ紹介します。

自分のことをよくわかっている

職場の独立先輩であれば自分のことをよくわかってくれているはずです。自分のことを客観的にわかってくれている先輩がメンターになると、アドバイスが的確である割合が高いというメリットがあります。

今まで仕事を一緒にしてきて、どのような面が足りなかったのか、またどういう面が優れているのかなどわかっているわけですから、それを踏まえてアドバイスしてくれるのです。もし1からメンターを探そうとなれば、まずは自分のことを理解してもらう時間が必要になります。

またメンターが見つかった後にも、信頼関係を築く時間が必要でしょう。そうした良い関係が築けるメンターに出会えるまで、時間がかかる可能性も高いわけです。

その点、職場の先輩であれば、自分のことを理解してもらえるかどうか、信頼関係が築けるかどうかといった心配をする必要はありません。信頼出来るメンターとして、独立先輩は最適なのです。

親身になってくれる

自分のことをよく知っている独立先輩であれば、仕事や精神面の悩みについても親身になって相談してくれるはずです。ウェブマーケターの知人も職場の独立先輩にメンターをお願いしており、アドバイスをもらっています。

他にメンターになってもらおうと相談したこともあったようですが、あくまでも仕事の一環として、親身になって聞いてくれている感じがしなかったそうです。フリーランスとして独立したての時は不安がたくさんあります。

その為、相談することも多いです。そうしたときに親身になって相談に乗ってくれるメンターとしては、独立した先輩が最適でしょう。

フリーランスの先輩としてアドバイスがもらえる

フリーランスになると、同じ業種であればライバルに当たります。当然重要なことを教えない人も多いです。なので、メンターとしてお願いするのは独立した元職場の先輩が適任なのです。

職場の独立先輩であれば、フリーランスとしてどうすれば仕事が取れるのか、取引先とうまくいくためには何が必要なのかなど、具体的なアドバイスをしてくれるはずです。またちょっとした疑問など、なかなか他人には聞けないというものも、独立先輩であれば気軽に聞けます。

私もアドバイスを求められることがありますが、その際には今まで経験した内容をもとにアドバイスしています。例えば辞める時に喧嘩をしないこと。業界で敵を作ることはデメリットしかありませんし、穏便に退職することで元の会社が取引先になってくれることもあります。

また取引先や今まで知り合った人に独立する連絡をすること。どこでどのようなチャンスがあるか分かりません。何か仕事を依頼しようと思ったときに、真っ先に頭に浮かんでもらうためには、独立の連絡をお世話になった人にしておくべきです。

他にも単価で仕事を選ばないこと。フリーランスはいつ仕事が無くなるか分かりません。仕事がない時に単価が低くても継続的に依頼してくれるクライアントはありがたいです。また継続的に仕事をしていると単価をアップしてくれる可能性も出てきます。

こうしたアドバイスは、フリーランスとして独立したての人にとっては、意外と役に立つようです。

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どの独立先輩に頼む?良きメンターの基準とは

フリーランスとして独立している先輩がいれば、誰でも良きメンターになれるかと言えば、そのようなことはありません。やはり独立先輩であっても、良きメンターであるかどうかの基準があるわけです。

ここでは独立先輩の中でも、どのような基準をクリアした人にメンターをお願いすれば良いかについて説明します。

実績を出しているか

フリーランスとして独立した先輩にメンターをお願いする際は、実績を出しているかどうかが非常に重要です。実績が出ていないのにアドバイスをされても説得力がありません。フリーランスの先輩の中には、自分よりも稼げていない人もいます。

そうした人にメンターとしてアドバイスをもらっても、説得力がありませんし、それを信じて努力していけません。一方、実績が出ているフリーランスの人は、アドバイスが非常に具体的です。

何をどうすれば仕事が取れるのか、どうすれば単価が上がっていくのかなど具体的なやり方を教えてくれます。なかなか先輩にどれくらい稼いでいるかは聞きづらいですから、どのように稼いでいるのか、何を工夫しているのかなどフリーランスとして気をつけていることについて聞いてみましょう。

その中で自分も知らなかった方法があれば、実績を出しているフリーランスの可能性が高いでしょう。

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挑戦しているか

常に新しいことに挑戦しているかどうかも重要なポイントです。フリーランスだからといって新しいことにチャレンジしている人ばかりではありません。自分に与えられた仕事を淡々とこなしている人もいます。

それ自体は、決して悪いことではありません。ただし傾向として新しいことに挑戦していない人は、仕事に対して否定的なアドバイスが多いです。私もいろいろなところでプレゼンをしたことがありますが、やはり挑戦している人の方が具体的なアドバイスをもらえます。

ただ仕事を淡々とこなしているだけの人には、ネガティブな評価をされるだけでした。独立先輩の中でも新しいことに挑戦しているフリーランスの方に、メンターをお願いするようにしましょう。

自分の話を聞いてくれるかどうか

メンターには指導者としての役割もありますが、自分の意見を押し付けるだけのメンターでは役に立ちません。先輩の中にはそうした態度の人もいます。しかしフリーランスがメンターに求めているのは、仕事に対するアドバイスと精神面でのケアです。

自分の話を聞いてくれない人にはできない仕事です。その為独立した先輩と話したときに、自分の話をしっかり聞いてくれるかどうかチェックしておきましょう。

自分の目的地と近いかどうか

独立先輩といっても年齢がかなり離れている人にお願いすべきではありません。自分よりもあまりにも先輩だと、自分の今の現状とかけ離れていて、アドバイスにならないことが多いです。

その為自分よりも何年か前に独立し、少し前を走っている独立先輩が望ましいです。これから自分が大変になるであろうことについて、アドバイスしてくれます。メンターには、少し前に独立してうまくいっている先輩を探してみましょう。

独立先輩がいない場合はどうする?

フリーランスとして独立した先輩がいない人もいるはずです。そうした場合、メンターはどのように見つければよいでしょうか。ここでは3つの方法について紹介します。

ウェブやSNSで見つける

ウェブやSNSでメンターを探す方法もあります。最近ではメンターのマッチングサイトもあります。例えばメンターミーというマッチングサイトでは、スポットでの相談だけでなく、継続してメンタリングを受けることも可能です。役職経験者や、企業や経営の経験者なども所属しており、フリーランスが独立した際に必要とするアドバイスを受けられるでしょう。

SNSでもメンターを探すことが可能です。例えばTwitterでメンターをしている人を検索し、フォローしてみましょう。どのようなツイートをしているのか、そのツイートの中身に共感できれば、まずやりとりしてみます。

その上で、お試しで相談してみるのが良いでしょう。ただSNSの内容と実際の印象が全く違うという人もいます。直接会って話をする際には慎重にすること、できれば何人かで一緒に会うことをお勧めします。

コミュニティやセミナーで見つける

コミュニティやセミナーでメンターを見つけるのも1つの方法です。フリーランスが多く所属しているコミュニティもあります。私もフリーランスが多く参加しているコミュニティーに属していますが、自分よりもうまくいっている人の話をよく聞いています。

私の場合、どのように仕事を取るかという話が主でしたが、その方はプレゼンの仕方がとても上手でした。そのプレゼンの仕方を真似してから、仕事にも繋がっています。

成功している人の話は、分野が違ったとしても非常に役に立つことが多いです。セミナーでも同じような関心を持つ人が集まるわけですから、参加している人からメンターを見つける方法もあります。またセミナーの講師にお願いするというやり方もあるでしょう。

ただしメンターは合う合わないがあるので、必ずやりとりをしてからお願いするかどうか決めるようにしましょう。そして合わないときはすぐに別の人を探してください。

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知人に紹介してもらう

独立した先輩が周りにいない場合、知人に紹介してもらうというのも1つの方法です。知人の紹介であれば、技術力のないメンターが来る可能性はかなり低いでしょう。また自分がどのようなことに悩んでいるのか、何をメンターに相談したいのかなど、そうした情報は先に知人が伝えてくれているはずです。

その為最初に会ったときに、非常にスムーズに話が進みます。SNSやウェブで探すのに抵抗がある人は、知人にメンターの紹介を頼む方が良いでしょう。

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積極的に独立先輩に頼ろう!

ここまでフリーランスが独立して順調なスタートを切るために、メンターが必要だということを述べてきました。その中でも特にメンターとして最適なのが、独立先輩になります。ただフリーランスとして独立する際には、なるべく費用をかけたくないと考えるのが普通です。

その為メンターをスタート時点で選ぼうと考える人は、少ないのかもしれません。しかしフリーランスとして働いて思うのは、独立当時、さらに上手くやる方法があったのではないかということです。

また実際に今なら上手くできたはずだと思うことが多いのです。もし自分にも最初からメンターがいたらよかったのにと強く思います。その為フリーランスとしてこれから独立する方は、積極的に独立先輩にメンターをお願いした方が良いです。

そうすることでフリーランスとしてのスタートは非常にスムーズに切れます。その結果としてフリーランスとしての成功につながるはずです。ぜひ良きメンターになれる人を独立先輩から探してみてください。

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