ランサーズはインボイス制度について、ランサーズ登録者1,387名に対して実施した意識調査結果を発表した。2023年10月から始まるインボイス制度が施行されると、課税売上が1,000万円以下のフリーランスでは、免税事業者のままでいた場合インボイスを発行できず、企業からの仕事が減少する可能性がある。

インボイス制度について「深く理解している」「理解している」と回答したフリーランスのうち、インボイス制度のイメージを「自分にとってリスクに感じる」と回答した人が47.3%いた一方で、「理解して付き合えばリスクではない」という回答は30.9%だった。

フリーランスのインボイス制度への理解度は低水準

ランサーズは2022年7月18日~24日の期間で意識調査を実施した。

インボイス制度に対する理解度を聞いた質問において、「深く理解している」「理解している」と回答したフリーランスは合計25.5%と、インボイス制度を理解しているフリーランスは1/4程度に留まるという結果になった。

出典:ランサーズ

また一方で、インボイス制度に関して「聞いたことがない」「聞いたことがあるが、理解していない」と回答したフリーランスは52.7%にのぼり、そのうちインボイス制度を「理解しようと思っている」「今すぐに理解したいと思う」と回答したフリーランスが8割以上となり、制度について「理解したい」という意向を示す人は多い結果となった。

出典:ランサーズ

インボイス制度について「深く理解している」「理解している」と回答した人のうち、「インボイス制度についてどんなイメージがありますか」という質問に対しては「自分にとってリスクに感じる」との回答が47.3%、「理解して付き合えばリスクではない」という回答が30.9%となった。

出典:ランサーズ

インボイス制度は失注につながる可能性があるため早急な理解と対処を

インボイス制度が施行されると、売上金額によってはインボイスが発行できず、企業が受注を避けてしまう可能性がある。フリーランスは、2023年10月からの施行でまだ時間があると思わず、早急に制度への理解と対処を進めるべきだ。

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