フリーランス向けのエージェントサービスも、さまざまな事業者が展開しています。利用できるサービスの選択肢が増えた反面、何を基準に選べばよいか迷うこともあるでしょう。

今回はフリーランスがエージェントを選ぶ際のポイントや利用にあたっての注意点を解説。自分にとって最適なエージェントを利用し、安定した受注に役立ててください。

フリーランスにエージェント利用をおすすめする5つの理由

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エージェントの利用にはメリットが多く、上手く利用すれば仕事が途切れる不安をなくし、自分の業務に集中できます。

案件探しや営業活動の手間を省ける

希望する条件に合った案件をエージェントが紹介してくれるので、フリーランス自身が仕事を探す手間を省けます。営業活動が苦手な人や、営業中に冷たくあしらわれて不安を感じるフリーランスにとって、エージェントは心強い存在となるでしょう。

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単価や勤務日数などの条件交渉をしてもらえる

単価や勤務日数など、クライアントとの条件交渉が苦手なフリーランスも、エージェントが代行してくれるので、より希望に添った条件で仕事を受けられます。

トラブル発生時にもエージェントが間に入ってくれることもあるので、クライアントとの折衝が苦手なフリーランスも安心です。

個人では受注しづらい大手の案件も受けやすい

フリーランス個人で個別に営業活動していたのでは受注できないような大手企業案件も、エージェント経由なら受注できる場合があります。好条件な案件を受注できれば、収入がアップするだけでなく、自身のスキルアップにもなるでしょう。

安定した案件受注を狙える

エージェントを利用すると、継続を前提とした長期案件を受けられたり、契約が終了するタイミングで新しい案件を紹介してもらえたりと、仕事の安定に繋がります。仕事が途切れる不安から解放され、自身のパフォーマンスアップにもなるでしょう。

各種サポートサービスが受けられる

クライアントとの契約や報酬の請求手続きなど、エージェントが間に入って対応してくれるので、フリーランスが負担する手間を省けます。トラブル発生時にも間に入ってもらえれば、対応で疲弊する心配もありません。

エージェントによっては、キャリア相談やスキルアップ研修の利用、福利厚生サービスも用意されています。フリーランス向けの保険に加入できたり、税理士紹介や施設の優待利用があったりと、各種サポートで働きやすい環境を整えられます。

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フリーランスがエージェントを利用するデメリット

フリーランスがエージェントを利用するデメリット(見出し下画像)

フリーランスがエージェントを利用する場合、多くのメリットがあると紹介してきましたが、デメリットも存在します。エージェントにマージンを取られ、参画する案件によっては働き方の自由度が下がる点を理解した上で利用しましょう。

エージェントにマージン(手数料)を取られる

サービスを利用する以上、手数料の発生はやむを得ないことですが、所定のマージンを報酬から差し引かれ、事前に提示された報酬が全額受け取れるとは限りません。事前にマージン率がどれくらいなのか、提示された金額からいくら引かれるのか確認しておきましょう。

案件によっては自由な働き方ができない

エージェントから紹介される案件によっては、フリーランスの魅力である自由な働き方が選べない可能性もあるでしょう。仕事内容にもよりますが、週5日・企業常駐といった、会社員と変わらない働き方になる案件も珍しくありません。

勤務日数やリモート勤務など、条件交渉できる部分もありますが、ミーティングへの参加や現場での作業が必要な案件であると、好きな時間に働いて、好きなタイミングで休暇を取るのは難しいでしょう。

エージェント選びの7つのポイント

エージェント選びの7つのポイント(見出し下画像)

フリーランス向けエージェントは多数登場していますが、闇雲に利用登録しても希望する案件受注に繋がりません。これから紹介する7つのポイントでエージェントを比較し、自分に合っているサービスを利用しましょう。

なお、非公開求人の量やマージン率など、実際に利用してみないと分からない部分もあるので、最初から1社に絞らず、2~3社を比較しながら利用するのがおすすめです。

案件数や実績が豊富なエージェントか

案件数が極端に少ないエージェントであると、利用登録しても案件紹介されない可能性があります。エージェントを選ぶ上では、案件数や実績も重要になるでしょう。

ただし、公開求人数が少なくても、非公開求人で好待遇な案件が多い場合もあります。取り扱い案件を見るときは、公開されている案件だけで判断しないようにしましょう。

なぜ非公開求人が存在するのか

非公開求人はサービスの登録者のなかから、エージェントが案件に適していると判断した人に紹介されます。よって、どのような求人があるのか、登録前には分からないため、不親切に感じるかもしれません。

非公開求人は、クライアント企業がハイレベルな人材を効率よく探すために必要とされています。公開案件は多くの人の目に触れ、好待遇であるほど応募者も増え、クライアントが情報確認や面接する手間も増えます。なかには、ダメ元で要求されるスキルや応募要件を満たしていない人が挑戦してくるケースもあるでしょう。

このように、採用活動の手間を必要最小限にし、ミスマッチな人材からの問い合せを防ぐため、非公開求人にしてハイレベルな人材を探しているケースがあるのです。

エージェントの特徴が自分の希望条件に合っているか

エージェントごとに強い業種・職種などの傾向があります。また、働き方の面でも勤務エリアやリモートの可否、稼働日数など、取り扱い案件の内容に違いがあるので、自分が希望する案件が多く集まるサービスを選びましょう。

例えばエンジニアならフリーランス向けのエンジニア案件を多く扱うエージェントに絞り、さらに自分が得意とする言語やフレームワークを使う案件が多いところを優先的に利用すると、希望案件を見つけやすいでしょう。

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報酬はいくらくらいの案件が多いか

取り扱っている案件の報酬は、どの程度の金額のものが多いかも確認しておきましょう。

提示されている金額が他と比べて低いものが多いエージェントでは、2次請け・3次請けとなっている可能性もあります。このような場合、報酬が低いだけでなく、間に複数の事業者が入っていることから、指揮系統が複雑化して仕事をやりにくいかもしれません。

報酬だけで判断できるものでもありませんが、注意しておきたい事柄です。

マージン率はどれくらいになるか

エージェントを利用して仕事を受ける場合、だいたい10~25%程度の金額がマージンとして差し引かれます。一見、高単価案件を数多く扱っているように見えるエージェントでも、マージン率が高いと受け取れる金額は減ってしまいます。

ただし、マージン率は公開されていないところも多く、同じエージェントでも案件ごとに変動する場合もあるでしょう。

クライアントに近い、エンド直案件が受けられるエージェントであれば、マージン率も低く抑えられている傾向にあるのでおすすめです。

支払いサイトはどれくらいの期間になるか

エージェント経由で仕事を受ける場合、クライアントへの請求作業は不要です。しかし、支払いサイトを把握していないと、資金繰りに影響するかもしれません。なるべく支払いサイトの短いエージェントを利用したいものです。

末締め・翌月末払いと、末締め・翌々月末払いとでは、報酬を受け取れるまでに1か月も差があります。受け取れるはずの報酬が翌月になってしまい、家賃の滞納や生活費に困らないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

サポート内容は充実しているか

エージェントの多くは、利用者に案件を紹介するだけでなく、今後のキャリア相談やフリーランスが利用できる福利厚生サービスを用意しています。

フリーランスは個人で仕事をするため、適切な仕事の相談相手がおらず、孤独に陥りやすい部分もあるでしょう。そんな時、エージェントに相談できれば、解決の糸口が見つかるかもしれません。手間取りがちな確定申告作業のサポートや、スキルアップに繋がる研修の割引利用などを用意しているところもあります。

高額案件の有無やマージン率に目が行きがちですが、それを補ってあまりあるほどサポートが充実しているなら、使いやすいエージェントになるでしょう。

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評判・口コミも確認する

利用してみないと実情が分からない部分もあるエージェントですが、SNSや口コミ投稿サイトなどを調べれば、利用者からの意見を見られます。紹介された案件の内容は適切だったか、担当者の対応は良かったかなど、実際に利用した時の意見も参考にし、エージェントを選びましょう。

フリーランスがエージェントを利用する時の注意点

フリーランスがエージェントを利用する時の注意点(見出し下画像)

フリーランスがエージェントを利用して仕事を受注する時、いくつか注意点が存在します。より好条件の案件を紹介されるためにも重要になるので、注意すべきポイントを押さえておきましょう。

レスポンスが早く、すぐに稼働できる人が優先されやすい

エージェントからの連絡に対し反応が早い人の方が、働く意欲を感じてもらいやすくなります。同程度のスキル・実績であったなら、より意欲のある人をクライアントに紹介したいと、エージェントは思うでしょう。

また、条件の良い案件ほど、すぐに募集が締め切られやすく、反応が遅れると他の人に決まってしまう恐れもあります。エージェント経由で人材を探している企業も、素早く採用を決めたいので、すぐに参画できる人の方が優先されます。

このように、エージェントを利用して良い案件を受注したいなら、素早く動けるかも重要なポイントです。

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紹介される案件はスキルや実績で決まる

仕事を紹介してもらうには、スキルと実績が重要です。好待遇な案件を数多く取り扱っているエージェントに登録しても、自身の能力が基準を満たしていなければ案件を紹介されません。

はじめから高額案件を狙いすぎず、身の丈に合った条件の仕事から受注していきましょう。キャリア相談の場でも、自身の能力ならばどの程度の案件が妥当であるか相談に乗ってもらえます。

なお、高額案件を紹介されたいがために、経歴やスキルを偽って申告するのは厳禁です。案件のミスマッチや、クライアントが求められる結果を出せないなど、トラブルの元になるので絶対に避けましょう。

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2~3社を比較しながら利用する

エージェントごとの特徴や使いやすさは、実際に利用してみないと分からない部分もあります。フリーランスがエージェントを利用する時は、複数のサービスに登録して、比較しながら利用しましょう。

1社だけに絞ってしまうと紹介される案件が偏ったり、受注したいタイミングで仕事が回ってこなかったりします。逆に登録先が多すぎると、それぞれのエージェントから連絡が入り、対応に手間取るでしょう。

人によって最適な登録先の数は異なりますが、利用登録するのは2~3社を目安にし、それぞれ比較しながら使うのがおすすめです。

同じ案件に重複エントリーしないよう注意する

クライアントによっては、同一の案件を複数のエージェントで募集しているケースもあります。複数のエージェントに登録していると、同じ案件を紹介される可能性もあるでしょう。

だからといって同一案件に複数のエージェントから同じ人物が応募すると、クライアントを混乱させます。案件を紹介された際は内容をよく確認し、重複応募しないよう注意しましょう。

担当者が合わないと感じたら変更できないか聞いてみる

サービスの使いやすさは、担当者の人間性や相性によっても変化します。また、受注できるタイミングで最適な案件を紹介してもらえるかには、エージェントと密なコミュニケーションを取れているかも重要です。

もし、担当者との相性が悪く、希望に合った案件が紹介されないと感じるなら、担当変更できないか問い合わせても良いでしょう。

フリーランスはエージェントを利用して効率よく仕事を受注

フリーランスはエージェントを利用して効率よく仕事を受注(見出し下画像)

フリーランス向けの案件に特化したエージェントも数多く登場しており、仕事を効率よく仕事を受けるにはエージェントの利用も重要です。

利用するエージェントを選ぶ時は、案件数や案件の探しやすさ、受け取れる報酬とその条件、サポート内容など複数の観点から比較して決めましょう。また、実際に利用しないと使いやすさが見えてこない部分もあるので、エージェントは2~3社に登録して比較しながら使うのがおすすめです。

エージェントからより良い案件を優先的に紹介してもらうには、レスポンスの速さや十分な実力が欠かせません。エージェントを利用して、効率よく仕事を受注しましょう。