フリーランスコンサルタントとして独立する前に個人アピール策を準備しておく必要があります。個人アピール策を準備しておくことで、案件獲得がスムーズに行えるようになるのです。また独立する前から仕事を依頼されることもあります。

ここではフリーコンサルタントが独立する前にしておくべき個人アピール策として代表的な方法の解説をします。

SNSやブログは個人アピールに最適!

フリーランスが仕事を取りやすくなったのは、個人で発信できる手段ができたからです。その手段として有名なのがSNSとブログです。SNSではTwitterやLinkedInなどが個人アピール策として利用されています。

SNSは独立前から運用できることと無料で行える点でおすすめです。ただSNSで自分のことを認知してもらうためには時間がかかるので独立前から運用しておきましょう。実際に私の知人のWEBコンサルタントはSNSのみで集客していると言っていました。そのかわり運用にはしっかり時間をかけています。

またブログも個人アピール策に最適です。ブログを見れば、その人の仕事に対する意気込みやコミュニケーション能力もわかります。サービスの内容も掲載出来ます。さらに今までの経歴やポートフォリオもブログ内で紹介できます。

そのため、できれば独立前から自分の専門分野に関する知識をブログで紹介しておき、独立後にそのブログを見た顧客から依頼が来るような形を整えておく必要があります。

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独立前に個人アピールが必要な理由

独立前に個人アピールが必要な理由としては、以下の2つが考えられます。

認知してもらうまで時間がかかる

フリーランスコンサルタントとして案件を取る場合、ターゲットとなる将来のクライアントにフリーランスコンサルタントとして認識されている必要があり、そのための具体的な行動を起こさなければなりません。

先ほども述べた通りSNSやブログを使ったとしても、認知してもらうまでにはかなりの時間がかかります。例えば、SNSの代表格であるTwitterであれば、フォロワーを増やさなければ認知してもらえません。フォロワーは1日や2日で簡単に増えるものではありません。

仕事になる程度までフォロワーを増やすためには相当な時間がかかります。またブログはGoogleなどの検索結果に表示されなければ意味がありません。検索結果に表示されるには、長くブログを運営し、良い記事を書き続けなければなりません。

私の知人のフリーランスコンサルタントはブログの記事を読んだ人から問い合わせがあり、ほとんどブログで集客できています。企業相手だと、SNSよりもブログからの集客の方が向いていると言っていました。企業担当者が必要な情報をウェブで検索して調べるからだそうです。

知ってもらうことで仕事がもらえる

フリーランスコンサルタントとして良い仕事をするというのはもちろん重要です。しかしどれほど良い仕事をしていたとしても、フリーランスコンサルタントとして認知されていなければ仕事は来ません。

そのため、あなたがフリーランスコンサルタントであるということを、潜在顧客に理解してもらわなければならないわけです。良い仕事をしていれば、自然と顧客が増えてくるというようなことは滅多にありません。フリーランスコンサルタントとして仕事を得るためにも、早めにから個人アピール策をしっかりと行っていくべきです。

独立前にしておくべき個人アピール策

では、どのような個人アピール策を独立前にしておくべきなのでしょうか。ここでは、代表的な個人アピール策を5つ紹介します。

SNSを運用する

SNSの運用は、フリーランスにとっては必須です。コンサルタントの人でも多く運用しています。その中でも代表的なSNSは以下の3つです。

1.Twitter

Twitterは拡散力が強いSNSとして有名で、幅広い年齢層のユーザーが利用しているという特徴があります。Twitterで仕事を得られるようになるためには、しっかり自分の仕事内容が伝わるアカウント名やプロフィールを明記してフォロワーを増やしましょう。

フォロワーを増やすためには、フォロワーにとって有益な情報を発信し続ける必要があります。フリーランスコンサルタントであれば、コンサルティングで必要な専門情報を提供することが考えられます。

ネットで検索しても出てこないような有益な情報を発信することで、フォロワーは増えていくはずです。また投稿する時間帯も重要です。人目につかない時間帯に投稿しても意味がありません。

投稿に適している時間帯としては、朝の通勤時間、お昼休み、20時~22時です。Twitterは予約投稿もできますので、その時間に投稿できない場合は、予約投稿を設定しておきましょう。

2.LinkedIn

LinkedInは他のSNSに比べて、日本での普及率は低いですがビジネスに特化している強みがあります。そのためフリーランスが仕事を得る際には有効に活用出来ます。LinkedInでプロフィールをしっかりと作り込み、コンテンツを作成・発信することで、コネクションが広がっていきます。

LinkedInは今までの経歴や職歴などを示せるため、自身の能力を示しやすいSNSです。またユーザー個人で課題解決できる人が多く、レベルが高いです。さらに他のSNSよりも人との繋がりが強いという特徴があります。そのためフリーランス仲間との繋がりも確保でき、必要な情報のやり取りが可能です。

また積極的にやりとりをしてコネクションが広がることで、仕事につながる可能性が高まります。さらにLinkedInは英語圏での利用者が多いです。そのため、海外の企業や外資系の企業案件を取りたいと考えているフリーランスの方には、非常に有利に働くでしょう。

また新しく入ってきた人に対して歓迎する雰囲気もできており、アカウントを持っていない人、アカウントを持っていてもほとんど運用していない人は今から始めてみましょう。

3.Facebook

Facebookで情報発信するのも1つの方法です。Facebookは利用者の年齢層が高めなため、決裁権のある人も利用しているのでフリーコンサルタントにとっては向いているSNSだといえます。ただしFacebookの場合はクローズドな仕様のため友達になった人にのみ情報を拡散するという目的で使うことになります。

そのため、まずは拡散力をあげるためにFacebookの友達を増やす必要があります。独立前に仕事で会った人、セミナーで会った方など知り合った方とは随時Facebookでつながっておくようにしましょう。

実際に私の所にも、独立したことを報告するメッセージがFacebookで来ますしFacebookを通じて案件を紹介したこともあります。そのため良い評価を頂いた仕事の成果の報告などを積極的に情報発信するのはもちろんですが、自分の誕生日や決算などのタイミングで1年間の仕事の報告などもすることで、友達へのビジネス面での認知を高めていくようにしましょう。

また顧客を増やすためにFacebook広告を利用する方法もあります。こちらは有料ではありますが、ターゲティングがしやすく、少ない金額から始めることも可能です。広告も上手く使いつつ、アピールしていきましょう。

ブログを書く

独立前の個人アピール策として、ブログを書くのも1つの方法です。ブログではあなたがコンサルタントとしていた知見を記事として書いておく必要があります。そうすることで、その記事を見た潜在顧客が、あなたに仕事を依頼したいとなるわけです。

実際に私の知人のコンサルタントはブログで情報を発信しており、それを読んだ担当者から問い合わせが来るとのことです。

しかしブログの場合は見られなければ意味がありません。ブログを見られるためには、検索結果で上位に表示されなければならないでしょう。検索結果の上位に表示されるためには、SEOが必要になってきます。

ただ記事を書くだけでは、上位に表示されることはありません。上位に表示されるように、キーワードを選定して書いていく必要があるわけです。ただSEOだけでは上位表示するのが難しくなってきているため、ウェブ広告を組み合わせている人もいます。

ウェブ広告は有料ではありますが、うまくキーワードを選定すれば上位に表示されます。なかなかブログを書いても検索結果の上位に表示されない場合は、ウェブ広告も組み合わせてください。

またブログ上で、ポートフォリオを公開しておくのも大切です。単に自己紹介をして終わりではなく、今までの経歴や実績などをまとめておくことで、ブログを見た潜在顧客からの依頼が来る可能性もあります。

私もポートフォリオを作って、そのページには今までの案件だけでなく、SNSのアカウントもまとめています。他にもnoteを使う方法もあります。noteは無料で活用でき、広告表示もされず、また自分のSNSアカウントへのリンクも貼れるので、見やすく使われやすいポートフォリオが作成できます。

本(電子書籍)を書く

本を出版することで、個人アピールにつなげる人もいます。ただし出版不況の影響で出版社から出版するのはかなり難しいです。

私自身は、運良く持ち込みの企画から出版ができましたが初めて出版する人が紙で出すのは厳しいと言わざるを得ません。少なくとも紙の出版物の場合、出版したら3000人は買ってほしいと言われた人もいます。つまり3000人のコミュニティーを持っている人であれば出しますよと言われたようです。3000人はなかなかハードルが高いです。

そこで紙ベースの出版ではなく、Kindle等の電子書籍を作る人もいます。電子書籍であれば比較的安価に作成でき、アピールにも使えます。実際、私の知人は、電子書籍の出版をきっかけに、多くの人に注目されました。Kindleの会員であれば無料で見られるため、読まれる可能性が高まるようです。その結果、案件が増えて、フリーランスとして成功しています。

また、電子書籍の場合は認知してもらうことだけがメリットではありません。著者に入る印税の割合がかなり多いという特徴もあります。紙の書籍ではないので、著者に対する印税の割合が35%か70%か選べます。紙の場合、5~10%で大きな違いがあります。

Kindleで電子書籍を出版する場合、Amazonのアカウントがあれば、KDPアカウントのみ取れば良いです。登録は無料。さらにKindleの場合、Wordでの入稿が可能です。また電子書籍は表紙も必要なので準備しておきます。あとは印税方式を選んで出版となります。

電子書籍を作っておけば、知り合った人に本を読んでもらうことで、あなたを認知してもらえる可能性が高まるでしょう。最近では電子書籍のコンサルを行っている人も多いので、興味のある方はまずは話を聞いてみるのも良いと思います。

イベントやセミナーに積極的に参加する

独立前からイベントやセミナーに参加することで、あなたのことを認知してもらえる可能性が高まります。殆どのイベントやセミナーは、開催後に交流会があります。そこで自己紹介をして多くの人とつながっておきましょう。

イベントやセミナーでコンサルタントとして認知してもらえれば、独立後に仕事を依頼される可能性もあります。私の知人もコミュニティに属していて、そこで案件を紹介し合っているようです。そうすることでお互いに仕事が増えてWin-Winの関係だとか。

ただし1回会っただけで仕事につながることはほぼありません。継続的につながりを持っていくのが非常に大切です。

そのためには1回や2回イベントやセミナーに参加するというだけでは難しいでしょう。興味のあるイベントには定期的に参加し、長期的に繋がれるようにしましょう。またイベントやセミナーでは名刺交換をするのが一般的ですが、同時にFacebookで友達になっておくのも重要です。

Facebookで相手の投稿を見ることで、近況を知ることができます。名刺交換だけに終わらずにFacebookでもつながるようにしておきましょう。

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個人アピールはやりすぎないように注意しよう!

独立前に個人アピール策がいかに重要か述べてきました。独立前にビジネスコンサルとして認知されていれば、独立後すぐに案件につながる可能性は高いです。つながりを増やすことが仕事につながります。しかし、あまりにも個人アピールばかりしすぎると、かえって周囲から敬遠されてしまう可能性もあります。

実際に何か連絡があれば、自分のビジネスの宣伝ばかりというフリーランスは結構多いです。個人アピールでは無く、ビジネスの押し売りのように感じてしまうのです。そうならないためにも、個人アピールはやりすぎないようにしていく必要があります。

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